西武渋谷店(渋谷区宇田川町)7階で2月1日、バレンタイン企画「CHOCOLATE PARADICE2023」が始まった。
チョコレートそのものやパッケージのデザインが印象的な「ビジュ映え」をテーマに掲げる。同店は売り上げベースでは40~50代などが中心になるが、2021年にオープンしたOMOストア(店頭とECで顧客・商品・在庫情報が統一されたストア形態)「CHOOSEBASE SHIBUYA」や化粧品売り場など20代の来店が増えてきているという。近年はSNSから話題に火が付くことが多いこともあり、渋谷に訪れる若年層の入店のきっかけになるようテーマを設定した。
出店ブランド数は37。まりなど日本を感じさせる見た目にゴマ、茶など和素材を使ったチョコレートの「彩ショコラ」(4個1,512円~、ベルアメール 京都別邸)、ピスタチオ味が新たに登場した口紅形のチョコレート「ルージュアレーブル リベルテ」(1,080円、セバスチャン・ブイエ)、白桃・リンゴ・オレンジそれぞれのジュレが入った、それぞれの果物を模した見た目の棒付きチョコレート「フルーツポップ」(2,700円、ショコラ ベルアメール)など。
コーラフロートやメロンクリームソーダなどのソーダドリンクをアメ入りのチョコレートで表現した「はじけるキャンディチョコレート。」(5個入り378円、メリーチョコレート)は、昨今流行のキーワード「昭和レトロ」の商品。パッケージはそれぞれの味のソーダドリンクを描いているほか、メロンソーダ柄のアソートメント缶(21個入り1,944円)は今年限定のデザイン。
松濤に店舗を構える「テオブロマ」からはカカオ型のチャーム付きパッケージの「スペシャリテ2023」(2,484円)などを扱う。「フランシージェファーズ バレンタイン限定 ミニカヌレ」(3,024円、8日~取り扱い)は、そごう・西部限定のシドニー拠点とするアーティスト「モルガ」さんが手がけたイラストのパッケージとなる。
ほかのギフトと一緒にチョコレートを贈る需要もあることから、イワシのデザインのチョコレートを猫(シャルトリュー)柄のバケツ缶に入れた「シャルトリュー・エ・サーディン」(951円、CLUIZEL)など1,000円前後の手頃な商品もラインアップ。同様の需要から、バレンタイン時期には女性客が増えるB館5階のメンズコスメ売り場でもチョコレートも扱い一緒に提案している。
昨年立ち上がったチョコレートブランド「MAAHA CHOCOLATE」は特別出店。ガーナ産カカオ豆を使いガーナに建設した工場で作るテリーヌ(2,700円)などを販売。今月4日・5日にはブランドを展開するMpraesoの田口愛社長が来場(13時~、15時~、各回30分程度)し、事業を立ち上げたきっかけや現在の活動の様子、商品などについて紹介する。
自分用・ギフト用それぞれの需要があるなか自分用に購入する客は早い時期に訪れることが多く、初日にはオープンと同時に来場した人も複数いたという。
開催時間は10時~20時(最終日は19時まで)。入場無料。今月14日まで。