米ロサンゼルス発カジュアルファッションブランド「FOREVER21(フォーエバー21)」のポップアップショップが2月21日、渋谷にオープンする。
1984年にロサンゼルスで創業したフォーエバー21は、トータルコーディネートが100ドルで購入できる低価格を売りに、2009(平成21)年には原宿・明治通り沿いに日本1号店(2017年に閉店)を出店。国内のファストファッションブームをけん引したが、2019年に米本社が破産するとともに日本の店舗も全て閉店。その後、同チェーンは米国でリブランディングを経て再起を果たした。
国内への再上陸は、アパレル大手のアダストリア(渋谷2)が今年5月に設立した子会社「Gate Win」(同)が手がける。同ブランドのマスターライセンスを保有する伊藤忠商事とサブライセンス契約を締結。10代後半~30代前半の女性を主要ターゲットに、同社が得意とする「ファッション性」や「手頃価格」などを生かしたMDで、従来の同ブランドの価格帯よりも高い平均商品単価4,000円の商品を取りそろえる。
商品はECを主軸に展開し、同21日に自社グループのEC「.st」で販売を開始。4月には「ららぽーと門真店」)(大阪府門真市)を皮切りに出店を始め、ポップアップストアも同時に展開。渋谷のポップアップショップは、渋谷パルコの向かいに6日間限定で開く。
ショップには、「昨年12月に展示会で披露した「新生」フォーエバー21の2023年春夏アイテム約120点を消費者向けに初めて並べる。日本のトレンドに合わせ、6つのテイスト「ベーシック」「ストリート」「モード」「フェミニン」「ポップ」「ビンテージ」をテーマにした商品をそろえる。商品は試着できるが、その場では購入できないショールーミング形式で、「.st」で購入する形を取る。
買って帰れる商品として、「推し活」にも使える全5色のスエットを発売するほか、ブランドのテーマ「NO FILTER」に沿ってプロのフォトグラファーが無料で撮影するフォトブースも開設。公式インスタグラムをフォローするとステッカーを、同ECの会員登録をするとオリジナルのトートバッグとモバイルショルダーを、それぞれ進呈する(無くなり次第終了)。
営業時間は11時~20時。