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渋谷区内で「渋谷ジェンダー映画祭」初開催 「若者」テーマに5作品

児童に対する性的搾取をテーマにしたドキュメンタリー「SNS-少女たちの10日間-」より©2020 Hypermarket Film, Czech Television, Peter Kerekes, Radio and Television of Slovakia, Helium Film All Rights Reserved.

児童に対する性的搾取をテーマにしたドキュメンタリー「SNS-少女たちの10日間-」より©2020 Hypermarket Film, Czech Television, Peter Kerekes, Radio and Television of Slovakia, Helium Film All Rights Reserved.

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 「ジェンダーを考える」映画を上映する「渋谷ジェンダー映画祭 ー対話のある映画祭ー」が2月3日~5日、渋谷区内で初開催される。

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 「ちがいを ちからに 変える街」をスローガンにまちづくりを進める渋谷区は、2015(平成27)年に戸籍上同性カップルに男女の婚姻関係に相当する関係を認める「パートナーシップ証明」を全国に先駆けて開始するなどの取り組みを行っている。

 その取り組みを加速させる企画と位置付ける同祭。LGBTQの認知度も高まってきているが、「『自分事』として問題意識を持つ人は多くない」と考え、ジェンダー問題を「『自分事』として考えるきっかけ」の提供を図る。

 今回は「若者」をキーワードに5作品を上映する。12歳の少女を装った女優3人がSNSで募集した「友人」の成人男性とのやりとりを収めた、児童に対する性的搾取をテーマにしたドキュメンタリー「SNS-少女たちの10日間-」、アメリカで「最もみじめな街」で暮らす若者たちを追った作品でアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた「行き止まりの世界に生まれて」、望まぬ妊娠をした高校生が自分で事態を対処しようとニューヨークへ向かう様子を描く「17歳の瞳に映る世界」など。各作品の上映後にはゲストを迎えたトークセッションを行う。

 男性として生まれたトランスジェンダーの建築家でモデルのサリー楓さんを追ったドキュメンタリー「息子のままで、女子になる」では映画の「新しい楽しみ方」の提案として、インタラクションツールを使い、映画を見ながら同作の杉岡太樹監督や主演したサリーさんに質問したり、感想を話したりできるようにする。

 会場は、3日=STUDIO VIZZ EBISU(渋谷区恵比寿1)、4日・5日=渋谷区相好文化センター大和田(桜丘町)8階「渋谷男女平等・ダイバーシティセンター『アイリス』」。定員は各作品40人。観覧無料(ピーティックスで要予約)。

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