JR渋谷駅の線路切り替え工事に伴い、1月7日・8日の2日間にわたり山手線の一部区間が運休する。
駅周辺の再開発と並行して改良工事を行ってきた山手線渋谷駅では、これまで別々になっていた内回りと外回りホームを一体化して対面化するため段階的に工事を進めてきた。渋谷駅の線路切り替え工事は5段階の工程で、今回が4段階目となる。前回も昨年10月下旬の週末に2日間一部を運休し、運転見合わせ時間はJR東日本発足後、過去最長の約52時間に及ぶ大規模工事となったが、今回の工事時間はそれを上回る約53時間30分となる予定。
運休する時間帯は、6日22時から9日初電まで。外回りは大崎~池袋の区間を終日運休し、池袋~大崎間(大崎で東京方面に折り返し)は本数を大幅に減らして運転する。内回りは、池袋~大崎間で本数を減らし、一部池袋で上野方面に折り返し運転する。悪天候などで工事ができない場合は4月14日~17日に延期する(列車の運休は予定通り行う)。
渋谷駅をはじめ、原宿駅や新宿駅など、休日に遊びに訪れる人や観光客などが多く見込まれる駅を含む区間が年明け直後に運休することもあり、週末に運休区間の駅への移動を計画している人には注意が必要だ。例年初詣で訪れる参拝客も多い明治神宮の最寄りとなる原宿駅もこの週末は稼働しないため、来街者は振り替え輸送として「明治神宮前<原宿>駅」(千代田線・副都心線)を利用する必要がある。
乗り換え案内サービスの「ジョルダン」は、アプリ・ウェブ共に今回の一部運休に伴う臨時ダイヤや迂回(うかい)経路の検索に対応すると発表している。
工事に当たり、旧大山街道(渋谷駅前交差点~宮益坂下交差点)が1月7日0時ごろ~同日9時ごろ、7日22時ごろ~8日9時ごろの時間帯に通行止めとなる。