毎年多くの人が初詣の参拝に訪れる明治神宮(渋谷区代々木神園町)は、新型コロナウイルス感染症防止対策として、大みそかから三が日にかけて参拝客が集中しないよう分散参拝を呼びかけている。
感染症対策を講じながら終夜開門を行う今年。大みそか22時から元旦の翌3時までや、三が日の10時以降が混み合うとし、分散参拝を呼びかけている。
ホームページでは、原宿口(南口)、代々木口(北口)、参宮橋口(西口)の3カ所の出入り口があることを案内。境内の中では、参道での「密」を避けるために参拝路の規制や前後左右の人との間隔を空けるよう案内する看板や、参道と御社殿前の石畳上にはオレンジ色のチューブを立ち位置の目安として打ち付けている。
このほか、お札やみくじ、御朱印などは、例年の本殿付近ではなく、明治神宮会館前の参拝者駐車場と西参道芝地の2カ所に授与所を用意。神楽殿での祈願祭は、参列者は1件につき最大5人に制限し、「金弊の儀」をみこによる「お鈴の儀」にし、神酒直会(みきなおらい)は行わないなど変更する。
年末年始の開門時間は、12月31日=開門6時40分~1月1日=閉門18時30分、2日・3日=6時40分~18時、4日=6時40分~17時30分、5日以降=6時40分~16時20分。