仏芸術家ジャン・コクトーの没後60年に合わせた映画祭が12月30日から、恵比寿ガーデンプレイス(渋谷区恵比寿4)内のミニシアター「YEBISU GARDENCINEMA」で開催される。
詩人・小説家・劇作家など幅広く活動したコクトー。 2023年の没後60年に合わせて開催する同祭では、コクトーが監督・脚本などを手がけた4作品を特集上映する。
作品は、友人の映画監督、故ロベール・ブレッソンさんの初期作品でコクトーがせりふ監修として参加した「ブローニュの森の貴婦人たち」(1944年)、ギリシャ神話の「オルフェウス神話」を基にした「オルフェ」(1950年)など。
初監督作品で4つのエピソードで構成する「詩人の血」(1932年)と、世界的に知られるおとぎ話「美女と野獣」初の実写映画で、コクトーの当時の恋人でもあった故ジャン・マレーさんを野獣(王子)に起用したほか、クリスチャン・ベラールが美術デザインを担当した「美女と野獣」(1946年)は、4K デジタルリマスター版で上映する。
鑑賞料は、一般=1,500円、大学生=1,200円ほか。2023年1月19日まで(1月1日は休館)。