カルピスが恵比寿南で建設を進めていた新本社ビルが8月3日に竣工し、17日より同ビルでの業務を開始した。建物は地上10階、地下1階、延べ床面積3,980坪で、総工費は約52億円。新本社ビルが建つ恵比寿南は1917年に同社が創業した場所で、日本初の乳酸菌飲料「カルピス」発祥の地でもある。今後、敷地内にある旧ビルは取り壊され、敷地全体で約130本の樹木を植栽し、屋上を含む敷地内の緑化は敷地全体の約30%を予定している。その他、エントランスホールに影絵作家藤城清治氏の壁画「愛の泉」(縦3m×横4.3m)を設置するほか、多目的空間として「コミュニケーションホール」(仮称)の開設を予定している。周辺整備を含めた完成は2004年12月下旬の予定。(写真は2004年12月の完成予想図)カルピス