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学生目線で「渋谷の街」見つめ直す 青山学院大学生が展示イベント

展示イメージ

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 青山学院大学の学生目線で考えた渋谷の街を発信する展示イベント「My Area, My Shibuya」が12月8日から、渋谷フクラス(渋谷区道玄坂1)内の観光支援施設「shibuya-san」で開催される。

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 同大学総合文化政策学部2・3年生の選択科目「ラボ・アトリエ実習」の一環で、学生が主体となり専門家や各分野の企業など外部機関と連携し、商品開発やイベントの企画運営、プロモーション企画などさまざまなプロジェクトに取り組む「クリエイティブラボ」(本年度は約50人が参加)の取り組み。

 表参道にキャンパスを構える同大学の学生にとって渋谷は「ホームタウンであったはず」だが、コロナ禍の影響で入学時からリモート授業を「余儀なくされた」現在の学生は、街を楽しむこともできず「街への興味関心が薄れているのが現状だった」という。今年からリアルでの授業が再開されたなか、「自分たちにとっての身近な街、『渋谷』を見つめ直す」ことをテーマに設定。渋谷の街で開発を進めるなか「若者のマーケティングの必要性」を感じていた東急不動産とタッグを組んで4月からプロジェクトを進めてきた。

 プロジェクトではまず、学生たちが高校生時代までに持っていた渋谷のイメージやゆかりのあるスポットをグーグルマップ上にマッピングすることで可視化。その後、実際に渋谷の街を歩いてみて魅力的な場所、今まで知らなかったが同世代に伝えたいお薦めスポットをディスカッション。それぞれにとっての渋谷像(=My Area, My Shibuya)を再定義し、渋谷にいる人たちなどにも渋谷を「考えるきっかけをつくりたい」と展示イベントを企画した。

 会場では学生が着目した切り口で展示を行う。マップ展示は、渋谷駅を中心に表参道や恵比寿、代官山など広域渋谷圏を分析・調査したお薦めスポットをまとめて紹介。キャットストリート(旧渋谷遊歩道)などの空間、プラントベースフード店「2food 渋谷ロフト店」などのサステナブル、ジャズクラブ「ブルーノート東京」などの音楽の3カテゴリーをまとめている。シールや付箋で来場者のお薦めスポットを紹介できる参加型のマップも用意する。

 ファッションでは、学生モデルや同ラボ卒業生でモデルとして活動しているSelenaさんなど、渋谷で活動する人たちを広域渋谷圏で撮影したファッションスナップを展示。渋谷では系統問わず「着たいものを好きなように着られる」ことを表現する。

 音楽では、渋谷駅前スクランブル交差点や外苑前(イチョウ並木)など広域渋谷圏の各エリアのイメージや、「渋谷からPARCOが消えた日」(欅坂48)など歌詞に「渋谷」や「東京」が登場する楽曲などのプレイリストを作成。会場内のBGMとして流すほか、会場内にはQRコードを用意し、読み込むことでApple MusicやSpotifyなどでプレイリストを聞くことができるようにする。

 見どころは「マップ展示」で、「渋谷に通う私たちの目線から捉えたマップを通して、渋谷に関する新たな発見をしてもらいたい」と言う同ラボ2年の高橋梨花さん。「そのほかにも、ファッション・音楽・食の切り口から、ラボ生の考える渋谷の街を表現している。これらの展示を、渋谷になじみのある人・渋谷についてよく知らない人など、老若男女問わず多くの人にご覧いただき、渋谷という街について考える機会になれば」と期待を込める。

 今月10日(18時~20時)には、同ラボの学生も参加し、学生が選んだ渋谷に関わる菓子のディスプレーに加え、イベント限定のノンアルコールカクテルや軽食を提供するパーティーイベントも予定する。参加料は500円。

 営業時間は10時~20時。入場無料。今月11日まで。

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