明治神宮外苑のイチョウ並木が現在、見頃を迎えている。
秋の風物詩として知られる同所の黄葉。青山通りから聖徳記念絵画館前の円周道路に向かって4列に連なるイチョウの木は、約300メートルに及ぶ並木道に約150本が9メートル間隔で植えられ、一番背の高い木は28メートルに達する。
日照の関係もあり、まだ色付いていない木もあるが、管理する明治神宮外苑の担当者によると、「8割程度」の色付きで見頃を迎えている。色付き始めは例年と同じ時期だったが、寒い日があったためか見頃を迎えるまでが1週間程度早かったという。すでに落葉も始まっており、歩道には落葉の「じゅうたん」も見られている。
イチョウ並木にはコロナ禍が落ち着き始めたこともあってか、平日・休日問わず多くの人が訪れている。外国人観光客や友人同士、家族連れ、カップル、ペットを連れた人などが、スマートフォンや一眼レフカメラなどを手に、色付いた並木を背景に写真を撮る姿があちこちで見られた。
並木に隣接する権田原苑地では12月4日まで、物産フェア「絆の森~森の職人展~」(旧:森のやきものフェア)を開催。漆器やかご、着物帯などの物販、焼きそばや鮎の塩焼き、五平餅などのブースが出店している。
11月26日~12月4日には、3年ぶりに夜間(16時30分~19時30分)のライトアップも予定する。