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「ミシュランガイド東京2023」、広域渋谷圏は36店が「星」獲得

16年連続3つ星を獲得した恵比寿の「ガストロノミー ジョエル・ロブション」が入る「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」外観

16年連続3つ星を獲得した恵比寿の「ガストロノミー ジョエル・ロブション」が入る「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」外観

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 11月18日に発刊されるグルメガイド「ミシュランガイド東京2023」(日本ミシュランタイヤ=千代田区)で、広域渋谷圏では36店が「星」を獲得した。内訳は、3つ星=1店、2つ星=6店、1つ星=29店。

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 同書が今回掲載するのは、飲食店・レストラン422店。「そのために旅行する価値がある卓越した料理」と定義する「3つ星」は12店、「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」の「2つ星」は39店、「近くに訪れたら行く価値のある優れた料理」の「1つ星」は149店、「価格(東京の場合は6,000円)以上の満足感が得られる料理」として全料理カテゴリーを対象にする「ビブグルマン」は222店となった。

 恵比寿ガーデンプレイス内「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」の高級フレンチ「ガストロノミー ジョエル・ロブション」が東京版発刊以来16年連続で3つ星を獲得。同じく「ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション」は15年連続で2つ星に選ばれている。ジョエル・ロブション山地誠総支配人は、感謝の言葉と同時に「私たちのこれからの使命は、来店されたお客さまがこの評価は正しいと感じていただけること。今後も精進していく」などとコメントしている。

 このほか2つ星は、天ぷら「天てんぷら うち津」(広尾5)、イタリアン「プリズマ」(港区南青山6)、日本料理「神宮前 樋口」(神宮前2)、フレンチ「フロリレージュ」(神宮前2)、イノベーティブ「NARISAWA」(南青山2)などの常連組が名を連ねた。創作料理「傳」(神宮前2)のおかみ・長谷川えみさんは、もてなしに優れたスタッフに授与される「サービスアワード」に選ばれた。

 1つ星には、うなぎ店の娘として育った前沢リカさんが2017(平成29)年に下北沢から移転した日本料理店「七草」(富ヶ谷2)、狩猟家でもある室田拓人シェフ自ら狩猟し調理するジビエ肉などを提供するフレンチ「ラチュレ」(渋谷2)、同じエリアで予約制パティスリーも展開しているイタリアン「タクボ」(恵比寿西2)、殻を取り石臼で引き粉にするまで自家製粉する粉を使うそば店「玉笑」(神宮前5)、たい焼きの形をした魚のパイ包み焼きがシグネチャーのフレンチ「シンシア」(千駄ヶ谷3)、レシピを公開するなどSNSでも注目を集めている鳥羽周作さんが手がけるレストラン「sio」(上原1)などが選ばれた。

 新たに星を獲得したのは2020年に菅野茂雄さんが一軒家を改装して地元に出店した日本料理店「茂幸」(西原2)など3店舗。季節の食材を使ったシェフお任せコースのみを提供する昨年オープンのフレンチ「NeMo」(神宮前5)は、ホームページで「お客さまに豊な時を過ごしていただけるよう、そして自然に優しくよりそえる店を目指して、努力を続けたい」とコメントを発表。表参道の複合施設「GYRE」内に出店するフレンチ「エラン」(神宮前5)は、「より一層レストランでの心地よい時間をご提供できるよう、スタッフ一同努めていく」とも。

 持続可能な取り組みを実践する「ミシュラン グリーンスター」には、「傳」「フロリレージュ」「NARISAWA」、1つ星の「ラチュレ」(渋谷2)、「シンシア」が認定された。ビブグルマンには、削りたてのかつお節をご飯にかけて提供する「かつお食堂」(鶯谷町)、ポルトガル料理店「クリスチアノ」(富ヶ谷1)や同店の系列店となるカレー店「ポークビンダルー食べる副大統領」(宇田川町)などが選ばれている。

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