音楽グループ「ホフディラン」の小宮山雄飛さんとコラボレーションしたカレー企画「もしも食堂~WORLD CURRY FESTA~」が11月18日から、東急プラザ渋谷(渋谷区道玄坂1)6階「シブヤグラン食堂」内のシェアキッチンプロジェクト「もしも食堂」で開催される。
1月にオープンした「もしも食堂」は、固定したジャンルの料理やメニューを提供せず、シェフや飲食店、団体が期間限定で料理を提供するシェアキッチン。第5弾となる今回は、グルメでも知られる小宮山さんとコラボレーションした。
学生時代にカレーに「はまり」、カレー店を食べ歩いている小宮山さんがここ数年気になっていたというのが「地方の名店」だという。その中から、距離的に「なかなか東京からは行きづらかった」店を、小宮山さんのホームタウンでもある渋谷に集めた。
参加するのは、パキスタン人のコミュニティーがあるという富山・射水近くで営業するパキスタンカレー店「ザイカ・カレーハウス」、埼玉にある1日5組の完全予約制スリランカ料理店「紅茶屋さん」、兵庫の住宅街で営業するタイ料理店「バーンタイ」、小宮山さんが監修し2018(平成30)年にオープンした南インドの家庭料理レモンライスをベースにする「Lemon Rice TOKYO」の4店舗。カレーはインドが主流だが、あえて異なる地域のカレーを提供する店舗を集めた。加えて、東急プラザ渋谷に来る買い物客やワーカーなども利用できるよう「尖りすぎていない」ことも意識した。
「もしも食堂」のシェフが各店に足を運び、レクチャーを受け各店のメニューを「再現」して提供する今回。メニューは、ザイカ・カレーハウス=炒めた玉ネギとオリジナルミックスのマサラを使った、柔らかくなるまで炒めにしたマトンが特徴の「マトンカラヒ(マトンの炒め煮カレー)」ほか。紅茶屋さん=ナスのモージュ(あえ物)やシーニサンボール(玉ネギのあえ物)・ポルサンボール(ココナツのふりかけ)、パリップ(豆カレー)などを混ぜながら食べる「スリランカチキンカレー」ほか。
バーンタイ=青唐辛子などのスパイスにレモングラスやコブミカンなどのハーブをブレンドしてココナツミルクと合わせる「ゲーン キャオワーン(ココナツミルクのグリーンカレー)」ほか。Lemon Rice TOKYO=レモンフレーバーのライスを玉ネギのアチャール、大根のピクルス、パクチー、エキゾチックチリソース(?味)を混ぜたり、チキンカレーと合わせたりして食べる「レモンライス」。価格は、日常的に使えるよう可能な限り抑え1,265円で統一した。Lemon Rice TOKYO以外は、2023年1月26日以降提供するカレーをで変更する。
加えて、ジャガイモのドライカレー「デビルポテト」(550円)や青パパイヤのサラダソムタム(660円)、ヨーグルトサラダ「ライタ」(330円)など、各店で提供している副菜もラインアップする。
小宮山さんは「カレーが好きでずっと食べ歩いているので、渋谷をカレーで盛り上げたい。『さすが渋谷、すごい店が集結したね』となったらうれしい。4店舗あるし、メニューが替わるので1度と言わず何度でも足を運んでほしい」と呼びかける。
営業時間は11時~23時(東急プラザ渋谷の営業時間に準ずる)。2023年3月31日まで。