地域の防災意識を高め防災力向上を図ることを目的にした「渋谷防災キャラバン in 上原地区」が11月20日、富谷小学校(渋谷区上原1)で開催される。
これまでは年に1度開催していた「渋谷防災キャラバン」。本年度は、地域で防災活動を続けてきた自主防災組織と共にS-SAP(シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー)締結企業協力の下、「誰でも気軽に楽しく参加できる」体験型の防災訓練を区内5つの地域を拠点に開催している。
当日はグラウンドで防災訓練を行う。小形の防火防災訓練専用車両での放水訓練や、起震車での関東大震災と同じ震度7の揺れの体験、消化器を使った初期消火訓練AEDを使った応急救護訓練などを行う。消防活動二輪車(赤バイ)や災害時に電力を供給する電源車も展示する。
体育館で展開する防災キャラバンでは、AR(拡張現実)を使った火災煙避難や消火体験が体験できるほか、災害用伝言ダイヤル、ガスが止まった場合の普及操作、常に一定量の食料を自宅に備蓄する方法ローリングストック、浸水対策などを紹介。区と災害協定を結んでいる「丸亀製麺」はキッチンカーを出展し、うどんを配布(先着200食)する。
ステージでは、気象予報士の石原良純さんが、近年増えている異常気象による災害やその備えに関してトークを行う。プロバスケットボールチーム「アルバルク東京」のチアリーダーとマスコット「ルーク」と一緒にダンスをしながら防災を学ぶ親子向けの企画も展開する。
東京消防庁のマスコット「キュータ」や渋谷区のPRキャラクター「あいりっすん」の来場も予定し、写真撮影などに対じる。
開催時間は9時~12時30分。入場無料。