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ゴールドウイン、恵比寿ガーデンプレイスに「ザ・ノース・フェイス」キャンプ新業態

テントやキャンプ用品などを展示する店内。テントはレンタルにも対応する

テントやキャンプ用品などを展示する店内。テントはレンタルにも対応する

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 ゴールドウイン(渋谷区松涛 2)は11月8日、恵比寿ガーデンプレイス(恵比寿4)内に同日開業した商業エリア「センタープラザ」1階に、「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」(以下、ノース)初のキャンプ特化型店をオープンした。同店は、キッズアパレルの新業態「PLAY EARTH KIDS(プレイアースキッズ)」など、同社の直営3店舗が連なる、売り場面積300坪の大型複合店の一つ。

同店限定のオリジナル商品も

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 地下2階~地上2階の商業エリアに新たにオープンしたセンタープラザは、恵比寿ガーデンプレイスを運営するサッポロ不動産開発が運営。昨年2月に旧「三越恵比寿店」が撤退したことに加え、YGP開業から約30年がたち消費行動なども変化したことから、4フロア全体の売り場を刷新した。地下2階の食品・生活雑貨フロア「フーディーズガーデン」は今年4月に先行オープンしている。

 ゴールドウインが出店したのは、新商業エリアの1階エントランスを入ってすぐの区画。エントランスを背にして一番手前には、キャンプ特化型店舗となる「THE NORTH FACE CAMP(キャンプ)」(TEL 03-6432-5380)が、3店舗中最大となる150坪弱の売り場を展開する。入り口では国内に2台しかないという、同ブランドのロゴをあしらいカスタムした「Vintage Overland」製のトレーラー(非売品)が客を出迎える。近年キャンプ人気が盛り上がる中、若い層やファミリー層、ベテランも含め、ノースのキャンプスタイルを提案していく。

 キャンプギアの取扱数は同社直営店の中でも最大規模で、調理器具やブランケットなど外部仕入れとなる他社のアウトドアメーカーのギアは、全体の20%を占める。一方で、アパレルをはじめ、テントや寝袋など「頭からつま先まで、全て賄える」(同社)ノースの強みを生かし、テント2張りも展示し、キャンプで使える服をコーナー展開。「キャンプ」からさらに足を伸ばし、トレッキングやハイキング、クライミングなど軽登山でも使えるアイテムも取り扱う。限定や先行販売品も取りそろえ、「Back To The Land」のワードを用いた同店オリジナルのロングTシャツやキャップなども登場する。

 既存の一部店舗でも展開してきたギアレンタルを、今回正式に始動。20型弱を取りそろえるノースのテント・タープを1~2週間単位で貸し出す。料金は、テント「Geodome4(ジオドーム4)」(価格=198,000円)が、1週間1万4,300円など「比較的安めに設定」。キャンプに関する専門知識を持つスタッフがその場で設営方法をレクチャーするなど、利用客とのコミュニケーションを図る目的もあるという。

 3店合同の取り組みとして、店舗には専用カウンター「プレイアースアドベンチャーデスク」を置き、国立公園のオリジナルツアーや3店を横断したサービスなどを提供していく予定だ。

 同7日に行われた出店説明会で同社・森光常務取締役は、今回の複合店について「売り上げ、収益は考えず、ブランドを通じて『提案』に重きを置く」と説明。POPなどは極力置かず、「コト」の提供に注力していきたい考えだ。

 営業時間は10時~20時。

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