リニューアルが進む恵比寿ガーデンプレイス（渋谷区恵比寿4）の新商業棟「センタープラザ」の一部が11月7日、報道陣らに公開された。

「ザ・ノース・フェイス・キャンプ」などゴールドウインが同時出店する3店舗

　1994（平成6）年の同施設開業時から出店していた百貨店「恵比寿三越」（昨年2月閉店）跡の区画をリニューアルする「センタープラザ」。今月8日にオープンするのは、4月に先行オープンした地下2階の食品・生活雑貨フロア「フーディーズガーデン」を除く地下1階と地上1階となる。

　地下1階はカフェラウンジを併設する「TSUTAYA BOOKSTORE」、レストラン＆ショップ「アトリエ ララ」など9店舗（飲食4店、物販5店）が出店。ほかのフロアの約半分は、ガラス張りの空間のショールミングオフィスエリアで、グランドオープン時は10区画のうち約半分が成約済みという。

　インテリア・生活雑貨店「TODAY’S SPECIAL」は、自由が丘の店舗に次ぐ広さとなる約100坪で出店。ナッツやドライフルーツ、コーヒー豆、洗剤、ディフューザーなどの量り売りを初展開するほか、都内で「一番植物が充実している」店舗としてカスミソウなど「ドライにしやすい」種類を中心に、生花も新たに取り扱う。各地のパンや菓子、調味料などを扱うマーケット、リース、アロマ、保存食作り、金継ぎなどのワークショップも開催していく予定。オープン記念としてメッシュ素材の「マルシェバッグ」（1,870円）を数量限定販売する。

　「212KITCHEN STORE」は、アパレル大手ワールドグループの「食」をテーマにしたキッチン道具の専門店。店舗面積は約79坪。店内にはスタジオスペース（約17坪）も併設し、ポップアップショップやデモンストレーション、ワークショップなどを月替わりで展開する予定。

　セレクトショップ「パサージュ デュ ストックマン」では、仏スニーカーブランド「ノー ネーム」を中心に、アパレルや生活雑貨などをラインアップ。限定商品として、同ブランドの定番商品「SPEED」のサイドジップ付きスニーカー（2万4,200円）を用意する。

　周辺で働く人たちから「要望が多かった」という出勤・始業前にも利用できるよう、早朝営業のカフェを拡充。同施設再出店となるコーヒー専門店「宮越屋珈琲（コーヒー）」（テラス含め110席）は、「ゆっくりくつろげるよう」家具や音響にもこだわった空間で、ネルドリップで入れるコーヒーを提供。オープン記念として「エチオピア ゲイシャ ゲレザ」のコーヒー（1,000円）を提供する。同施設の恵比寿ガーデンプレイスタワー（オフィス棟）にも出店している「スターバックス」は、ティーに特化した「スターバックス ティー＆カフェ」を新規出店する。

　地上1階は、ゴールドウインが「ザ・ノース・フェイス・キャンプ」「プレイアースキッズ」「ニュートラルワークス」を同時に出店するほか、ホームセンター「DCM」の体験型店舗となる新業態「DCM DIY place」など、7店舗（飲食1店、物販6店）で構成。キッズスペースを初導入するアウトドアセレクトショップ「SORA」や、都内3号店となる米カリフォルニア発コーヒーショップ「ヴァーヴ・コーヒー・ロースターズ」（店内＝カウンター19席、2～3人がけのテーブル17卓、テラス＝4人がけテーブル8卓）も出店する。

　地上2階には12月、オフィス家具の製造・販売を手がけるプラスが移転。オフィステナントとして入居する。同社は地下1階に、ワークスタイルショップ兼ショールーム「クリアトーレ ウィズ プラス」を、地上1階には、在宅ワークスペース向けの商品など1万点以上を扱うワーク＆ライフスタイルショップ「ouchi GARAGE」を、それぞれ出店する。

　営業時間は10時～20時（一部店舗により異なる）。