東急百貨店本店(渋谷区道玄坂2、以下「東急本店」)7階の書店「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」が来年1月31日で営業を終了する。同店を運営する丸善ジュンク堂書店(中央区)が11月1日、発表した。
同店は2010(平成22)年9月2日にオープン。和書・洋書・コミックなどの書籍約100万冊や文具を扱ってきた。営業終了は、隣接するBunkmauraと一体の大規模再開発「道玄坂二丁目24番土地開発計画」(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)による東急本店の取り壊しに伴うもので、百貨店も同じ1月31日で営業を終了する。
公式ホームページでは、営業終了日の発表とともに「年々厳しくなる書店事情のなか、皆様方の温かいご支援あって12年以上にわたり、この場所で営業を続けることができたこと、深く御礼申し上げます」(原文ママ)と感謝の言葉を掲載。今後、「謝恩キャンペーン」や各種フェアなども行っていく計画だ。
同社は、10年以上にわたり店を構えてきた渋谷エリアについて、「渋谷はトレンドや情報の先端的な動きが現れる街で、書店としてもとても魅力的なエリア。多くの路線が乗り入れるターミナル駅でもあるので、幅広い客層に利用いただける専門書が充実した大型書店が必要な街」とし、「現在の店舗は閉店するが、移転先があれば渋谷で営業を継続したい」と、代替店舗の候補物件の選定なども検討している。
「今のところ、まだよい話に巡り合えていない。いい物件があればぜひご紹介いただきたい」(同社営業本部)とも。
渋谷エリアでは2005(平成17)年に駅近くの「大盛堂書店」が閉店するなど、大型書店が相次いで閉店。2007(平成19)年には唯一の総合書店だった「ブックファースト渋谷店」が閉店し、その後いずれも再開発に伴い、渋谷駅東口の書店「山下書店渋谷南口店」が2018(平成30)年4月、桜丘の「あおい書店」が同年10月に、それぞれ閉店している。