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セイコー、原宿に発信拠点「Seiko Seed」 技術・デザイン切り口に企画展など

商品は販売せずにイベントや企画展などを行うスペースとなる

商品は販売せずにイベントや企画展などを行うスペースとなる

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 セイコーウオッチ(中央区)の発信拠点「Seiko Seed」(渋谷区神宮前1、TEL 03-6271-5061)が10月20日、原宿駅前の複合施設「WITH HARAJUKU(ウィズ原宿)」1階にオープンした。

クワクボリョウタさん監修の影絵インスタレーション「時計仕掛けの森」

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 同所で営業していた腕時計専門店「セイコーブティック」とスポーツウオッチ「プロスペックス」をリニューアルした同店。店名は「Seiko Experience Engineering and Design」の略で、「エンジニアリングとデザインで創り出した、腕時計のさまざまな楽しさを体験する場」という意味を込めた。

 商品は販売せず、技術とデザインを切り口としたイベントや企画展などを行うスペースとなる。

 オープニングとして現在、展覧会「からくりの森」を開催。アーティストのクワクボリョウタさんをアドバイザーに迎えた「時計仕掛けの森」と、エンジニア集団nomena(ノメナ)の企画提案をもとに共同制作した「時計の捨象」の2つのインスタレーションで構成する。同展は現在開催中のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART(デザイナート)TOKYO 2022」の公式プログラムとなる。

 「時計仕掛けの森」は、腕時計の内部機構が生み出す動きを影絵で映し出すことで、「時の存在」や腕時計の「可能性」を表現する空間となっている。

「捨象」は、ある物事の特徴のうち一部を残して他を捨てることでその物事の本質を探ろうとする思考方法。「時計の捨象」は、時計の「時間を刻む」特徴を捨てることでブランドのものづくりの姿勢や哲学を表現。針の先にフィンを付けて水に浮かべた文字盤、光で表現した「雨」とデジタルウオッチの作品など3作品で構成する。

 営業時間は11時~20時。「からくりの森」は11月6日まで。入場無料。

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