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デリバリーでリユース容器使う実証実験 渋谷区内で

リユース容器を回収するボックス

リユース容器を回収するボックス

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 渋谷区内などの飲食店で10月20日、フードデリバリーにリユース容器を導入する実証実験が始まった。

デリバリー注文時にリユース容器も選べるようにする

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 リユース食器のシェアリングサービス「Megloo(メグルー)」を運営するカマン(神奈川県)が、フィンランド発フードデリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」と連携。「美味(おい)しく食べてゼロウェイストキャンペーン」と銘打ち、10月のリデュース・リユース・リサイクル推進月間(3R推進月間)に合わせて実施する。同キャンペーンは、東京都の「スタートアップ実証実験促進事業(PoC Ground Tokyo)」と「革新的技術・ビジネス推進プロジェクトに係る事業」に採択された取り組みとなる。

 利用者はウォルトアプリから実験に参画する飲食店内の料理を注文する際に、メグルーが提供するリユース容器をオプション(無料)で選択できる。使用後の容器を加盟店や返却場所のボックスに戻すことで、再利用につながる仕組み。

 サービスを提供(リユース容器の利用・返却可)するのは、ウォルトに加入している飲食店のうち、サラダボウル専門店「ウィズグリーン 恵比寿店」(デリバリーのみ)、カフェ「サンクスネイチャー恵比寿・代官山」など4店舗。シェアオフィス「WeWork(ウィーワーク)」の渋谷スクランブルスクエアと原宿・明治通りのアイスバーグの拠点、渋谷「Plug and Play Shibuya powered by 東急不動産」も、それぞれ返却ボックスを設置するが、各ボックスはシェアオフィス利用者のみが使える。

 昨年メグルーを開始したカマン。善積真吾社長は「使い捨てプラスチック削減をするためには、圧倒的にテイクアウト数の多い大都市圏でリユース文化を普及させることが重要。渋谷区から大都市に最適なモデルを探索し、新たな文化を発信していけることをうれしく思う」とコメントする。

 実施期間は11月20日まで。リユース容器の利用・返却とアンケートの回答で次回使えるウォルトの割引クレジット(100円相当)を進呈する。

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