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アルバルク東京、群馬に逆転負け 残り2分「最悪な時間帯」

身長差を生かした得点など24得点を挙げたジャスティン・コブス選手(中央奥)

身長差を生かした得点など24得点を挙げたジャスティン・コブス選手(中央奥)

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が10月16日、国立代々木競技場第一体育館(渋谷区神南1)で群馬クレインサンダーズ(以下、群馬)と戦った。

第2クオーターで3ポイントシュート3本を決めた田中大貴選手

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 終盤に逆転負けを喫したこの日。試合後、デイニアス・アドマイティスヘッドコーチ(HC)は8点差から詰められた残り約2分を「最悪な時間帯」と表現し、「勝たなければおかしい試合だった」と振り返った。

 79-71で残り2分を切るも群馬に連続で3ポイント(P)シュートを決められたほか、パスミスからの速攻で得点を挙げられ37.5秒で逆転を許す。A東京は直後の攻撃でジャスティン・コブス選手がレイアップシュートを沈め再び一歩前に出る。32.7秒からの攻撃で群馬が放った3Pは外れるも、リバウンドでつながれた3Pが決まり再逆転された。残り13秒で迎えたA東京の攻撃は田中大貴選手の3Pを選択。「(ボールをもらった時に)フリーになって打とうか迷った。ディフェンスがスイッチしてきたし、時間もあったのでもう一回作ろう」と間合いを取って打った3Pはリングに嫌われた。3.8秒を残してもう一度攻撃権を得ると、ライアン・ロシター選手がゴール下で得点を狙うも決めきれず、82-84で敗れた。

 終盤のディフェンスを「集中力が切れた」と指摘したアドマイティスHCは、その原因の一つとして選手のラインアップを挙げた。「疲労が溜まらないよう、一番良いパフォーマンスができるよう」タイムシェアをしているが、「どこかで変えていく必要があるかもしれない。結果を出せるメンバーで戦っていくことを意識したい。そこはコーチ陣の課題」と話した。

 群馬の最後の3Pが外れた際に自身が守る選手から離れリバウンドを取りに行ったことなどに触れ「自分にも責任がある」と自責した田中選手。終盤の試合運びだけでなく、群馬トレイ・ジョーンズ選手が強みとする右からのドライブ(ドリブルでリングに向かうプレー)などを例に、後半に「やられちゃいけないところを徐々に許した」点も言及し、「やられちゃいけない所を抑えておけば点差は縮まらなかったと思う。試合を通して徹底できないのはまだ完成度が低いのかな」と振り返った。しかし、シーズンはまだ序盤。「終わりじゃないので、この経験を無駄にせずに良くしていかないといけない。すぐに試合があるので切り返してやるしかない」と続けた。

 試合の立ち上がりはミスやリバウンドからの失点もありビハインドを負うも、群馬の攻撃を制限時間いっぱい守る堅守やインサイドへのアタックからの得点などで逆転し22-21で第2Qに突入。堅守に加え、「ミスから入ったので取り返したいという思いと、なるべく良いかたちで試合を進めていくことが大事」と田中選手が3本の3Pを沈めるなど43-31と点差を広げる。第3Qはコブス選手や安藤周人選手が長身を生かして得点を挙げるも点の取り合いとなり64-57と点差を詰められる。最終Q序盤に再び2桁点差を付けるも、中盤以降に追い上げられ敗戦となった。

 両チーム最多24点を挙げたコブス選手は、「サイズがあるのは自分の長所。そこを生かしてミスマッチを攻めるのはやってきたので、これからもやっていきたい」と手応え。チームオフェンスも「全く問題を感じていない。(今日も)良い内容だった」と話す。

 次節は今月22日・23日、アウェーで宇都宮ブレックスと戦う。

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