渋谷区公認プラットフォーム「バーチャル渋谷」で開催されるハロウィーンフェスで、かつて渋谷で運行していた空中ケーブルカー(ロープウェー)「ひばり号」が「復活」する。
例年、イベントが開催されていないにもかかわらず、仮装をした多くの人が来街することで知られる渋谷エリア周辺のハロウィーン。バーチャル渋谷では、コロナ禍となった2020年から、自宅などで楽しむハロウィーンの一つの提案としてハロウィーンフェスを開催している。
「ひばり号」は、1951(昭和26)年から約2年にわたり当時の東館屋上と玉電ビル(西館)屋上との間を往復していた子ども向けのケーブルカー。同フェスでは、丸みのある「レトロでかわいいい」ゴンドラに乗ってバーチャル渋谷を空から見下ろすことができるようにする。当時のひばり号の運賃が片道10円だったことから、期間中に乗車した人数×10円を渋谷区に寄付する予定。
バーチャル渋谷のスクランブル交差点にはバスタブが登場する。炭酸のジェット発泡や緑・青・赤など色も変化する中で、バスタブに浸かることができる。同じくSHIBUYA109前にもバスタブを置き、ジェット発泡が吹き出して上空に打ち上がるアトラクションも展開する。10月26日には、バーチャル渋谷とリアルの渋谷の街が連動したイベントも予定する。
バーチャル渋谷内の「モディエリア」は映画「貞子DX」とコラボレーション。同エリアに入場するとユーザーのアバターが「貞子」に自動で変わるようになるという。ファッション通販サイト「パルクローゼット」はバーチャル渋谷内でファッションの展示会を行う。今季「おすすめ」のコーディネートを並べ、気に入ったコーディネートは通販サイトで見ることもできる。
期間中は、バーチャル渋谷を展開するメタバースプラットフォーム「cluser」のワールド「メタバース 黒ひげ危機一髪」の入り口が登場し、空間を移動して「黒ひげ危機一髪」で遊ぶことができるようになる。
ハロウィーンフェスの開催期間は10月26日~31日(コンテンツにより一部異なる)。利用無料(clusterへの登録が必要)。