10月1日に区政施行90周年を迎えた渋谷区は、記念誌「渋谷区のちから。」を制作した。
1932(昭和7)年に渋谷町、千駄ヶ谷町、代々幡町が統合され誕生した東京市渋谷区が始まりで、1943(昭和18)年に都制が施行され現在の東京都渋谷区となった。面積は15.11平方キロメートル。人口は9月1日現在で22万9553人。区の中心部に位置する代々木公園や表参道に並木があるケヤキを区の木、明治神宮外苑内の菖蒲田で知られるハナショウブを区の花にそれぞれ定めている。
記念誌は、100周年を見据えたこれからの渋谷区をテーマに制作。90年を写真と共に振り返るほか、区内の文化や区内各エリアの魅力紹介、この10年で行ってきた区の施策、長谷部健渋谷区長らまちづくりに携わる大人が区立中学に通う児童からの質問に答える企画や渋谷にさまざまなかたちで携わる人たちの渋谷への思いなどをまとめている。制作はプロポーザルで選ばれたマガジンハウス(中央区)が担当した。
出張所や区民サービスセンターなど一部区立施設や、「SHIBUYA PUBLISHING&BOOKSELLERS」「青山ブックセンター」「ジュンク堂MARUZEN&書店 渋谷店」「代官山蔦屋書店」など区内の一部書店で無料配布。開設した特設サイトで電子版を公開しているほか、各図書館では貸し出しを行っている。