「乳がん月間」である10月に展開される乳がんの早期発見・診断の大切さなどを伝える「ピンクリボンフェスティバル」に合わせ、表参道や渋谷周辺でもさまざまな取り組みが行われている。

ピンク色にライトアップされた表参道ヒルズ外観

　10月8日には、表参道沿いのまちかど庭園に啓発ブースが出展し、オリジナルグッズの配布などを行う。当日は、メールクライアント「ポストペット」のキャラクターで、同フェスの「officialメッセンジャー」である「モモ妹」も登場予定。

　今月1日には、恒例となっている表参道ヒルズ（渋谷区神宮前4）が外壁をピンク色にライトアップ。同館内に出店するウェルフードマーケット＆カフェ「imparfect」は、かねてカカオやコーヒー産地で働く女性の経済的自立を支援する活動にも取り組んでいる。今月は、ピンク色であるストロベリーとヘーゼルナッツの「チョコレートバーク」（840円）を今月31日まで販売。購入者にはピンクリボンフェスのガイドブック「ブレストケアブック」を進呈する。

　表参道沿いの複合施設「ザ ストリングス表参道」（港区北青山3）ではピンクリボンをモチーフにした限定メニューを提供。テイクアウト限定の「ピンクリボン ショートケーキ」（2,100円）は、「軽い食感」のスポンジや「甘さ控えめ」という生クリーム、シャインマスカットを重ね、上に大きなピンクリボンを飾る。ドリンクは、ウオッカ、ピンクグレープフルーツ、パイナップル、クランベリーを合わせ、グラスのふちにピンクリボンを装飾する「ピンクリボン カクテル」（1,100円）、ストロベリーシロップとホワイとチョコレートソースをホットミルクで割る「ストロベリーホワイトチョコレート」（880円）の2種類を用意する。

　期間中館内では「ブレストケアブック」を無料配布するほか、募金箱を設置し集まった寄付金は日本対がん協会に寄付する。

　今月2日に大聖堂をピンク色にライトアップすると同時にチャペルを無料開放した青山セントグレース大聖堂（北青山3）では、併設するレストランでピンク色のイチゴパフェ付きのディナー（7,720円～）を提供している。

　2018（平成30）年から10月の試合でピンク色のバスケットボールシューズ（以下バッシュ）を履くなどしているのは、渋谷区をホームタウンに活動しているプロバスケットボールチーム「アルバルク東京」のザック・バランスキー選手。今月1日に開幕戦を迎えたBリーグの試合でもピンク色のバッシュを着用していたほか、今月はホーム（代々木第一体育館）の試合会場で、バランスキー選手が履いてきた歴代のピンク色のバッシュや写真パネルも展示する。

　渋谷ストリームエクセルホテル東急（渋谷3）のバー＆ダイニングでは、ピンクリボンをモチーフにしたウェルカムドリンクと、スタンドにピンク色のリボンを施したアフタヌーンティー（平日4,300円、土曜・日曜・祝日4,700円）を提供。ビームス（神宮前1）は、国内134店舗の試着室の鏡に、乳がんのセルフチェックガイドを掲出し、同内容をパッケージに掲載した入浴剤を配布している。