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デザイン専門校「東京デザインプレックス研究所」、旧渋谷電力館に校舎移転

「東京デザインプレックス研究所」の校舎が移転予定の旧渋谷電力館外観

「東京デザインプレックス研究所」の校舎が移転予定の旧渋谷電力館外観

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 渋谷・道玄坂のデザイン専門校「東京デザインプレックス研究所」(渋谷区道玄坂2)が10月13日、ファイヤー通りの旧渋谷電力館(渋谷区神南1)内に校舎を拡大移転する。

教室やレファレンスルームなども設置する校舎内のイメージ

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 東京ストリート学舎が運営する同校は、コンテンポラリーデザインの複合型教育機関として2012(平成24)年に開校。「MORE HAPPINESS! FROM TOKYO TO THE WORLD, TO THE FUTURE.」というスローガンを掲げるなか、東京の象徴を渋谷と考え、学校設立時からデザインやカルチャー、テクノロジーの「発信源」である渋谷に校舎を構えている。

 18歳以上を対象に、デジタルコミュニケーションデザイン、空間コンテンポラリーデザイン、インテリアデザインなどのカリキュラムを提供。現在は社会人が6・7割を占めるほか、高校を卒業した次の進路として選ぶ学生も増えているという。

 道玄坂の「新大宗ビル2号館」9階に構える現校舎は再開発が控えているエリアではあるが、受講生が増えてきたこともあり移転を決めた。旧渋谷電力館が立地するファイヤー通りは、渋谷と原宿を結ぶエリアに位置し、ファッションやサブカルチャー好きな若者がいることや、ストリートの文化を受け継いでいるエリアであることから、同エリアを望んでいたという。

 旧渋谷電力館は、東京電力のPR施設として使われていた施設で、シダックス(渋谷区神南1)が2012(平成24)年~2027年の期間で一棟借り受けている。渋谷電力館が博物館だったことや、同校が移転する2階~4階は、カルチャースクールとフィットネスを組み合わせた「カルチャーワークス」(今年3月に営業終了)として活用されていたフロアでもあることから、学びの場としても「ふさわしい」と考えた。

 3フロアにわたる校舎。内装は、都市型教育機関として「洗練され」、学びに「夢中になれるよう」黒を基調にした「Stylish」、建物の曲線を生かした未来や宇宙的なイメージで学生の「無限の可能性」を象徴する「Universe」、教室だけでなく図書のレファレンスルームやポートフォリオの閲覧ルーム、ラウンジなど学生の「お気に入りの場所ができるよう」に設計した「Street」をコンセプトにする。

 1階のネットラジオ「渋谷クロスFM」のスタジオや8階のホールなどは引き続き運営する。

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