サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が9月28日、迫るBリーグ2022-23シーズン開幕に向けて長谷部健渋谷区長らを表敬訪問した。
7季目を迎えるBリーグ。SR渋谷は10月1日・2日にアウェーで開幕戦を迎え、同8日・7日にホーム開幕戦を迎える。メインのホームアリーナとなる青山学院記念館(渋谷区渋谷4)に加え、今季は国立代々木競技場第二体育館(神南2)も含めホーム30試合中28試合を区内の会場で戦う予定となっている。
クラブを運営するサンロッカーズ(品川区)の浦長瀬正一社長は「精いっぱい頑張って、まずは昨シーズンかなわなかったチャンピンシップ進出を目指して、なおかつ天皇杯優勝、リーグの初制覇目指してチーム一丸となって頑張っていくので、ぜひご支援よろしくお願いします」とあいさつ。
「本当にシーズンが始まるのが楽しみ」と応えた長谷部健渋谷区長は、「『(試合を)見に行ったよ』と声をかけられることや、商店街のイベントに(チア)サンロッカーガールズが来てくれて喜んでいることとかを聞くと浸透してきたなとうれしく思う」と話し、「強く勝ってもらうことがファンとしては一番うれしいので頑張ってほしい。Goサンロッカーズ!」とエールを送った。
伊佐勉ヘッドコーチ(HC)は、「昨年は惜しいところまではいけたが、結果的に何も成し遂げられなかったシーズン。そこを真摯(しんし)にに受け止めて、夏からチーム一丸となって準備をしてきた」とこれまでを振り返り、「すごく良い準備ができているので、ワクワクしている。開幕が待ち遠しい」と心境を語る。今季は2選手が新たに加わったが、「やることはほぼ変わらないが、新メンバーもしっくりきている感じがある。新しいスパイスを入れて、より強固なチームづくりができているかな」と手応えをうかがわせた。
「昨シーズンは劇的な開幕だったので、今季はどうなるかなぁとすごく楽しみ」と話したのはキャプテンのベンドラメ礼生選手。SR渋谷は、親会社が日立製作所からセガサミーホールディングスに代わって迎える初のシーズンとなる。自身は生え抜き7年目でチーム在籍歴最長となるが「寂しさもあったが、今は楽しみの方が大きい」と言い、「エンターテインメントの部分ですごく強みを持っているので、選手としてもコート上で楽しませるエンターテインメント性を披露できたら良いし、会場など含めて良い雰囲気をつくっていきたい」と意欲を見せる。
チームとして「もちろん優勝したい」と力を込めると同時に、個人の目標としては「どこかでトリプルダブル(3つの項目で2桁の記録を残す)を取れたら良いなと思って試合に臨みたい」と掲げた。「チャンスがあったらコーチお願いします」と振られた伊佐HCは「タイムシェアしないように?承知しました(笑)」と答えた。
開幕を待つファンに向け、「60連勝できたら良いが、どういう状況でも同じ方向を向いてサンロッカーズらしいバスケットを常に展開できれば。今季のスローガンである『結100%(YUI MAJI)』の合言葉で優勝できるよう、一緒に頑張りましょう」(伊佐HC)、「開幕ですよ。良いシーズンにしようね」(ベンドラメ選手)と呼びかけた。