ビアスタンド「TAPS BY YEBISU」が9月16日、JR恵比寿駅東口構内にオープンした。経営はJR東日本クロスステーション。
サッポロビールがJR東日本クロスステーションとの共創プロジェクトとして出店した同店。コロナ禍で消費者と「接点を持つのが難しくなった」ことを機に2020年の夏~秋ごろから企画していたという。恵比寿生まれの「ヱビス」ビールブランドが、「街に育ててもらった」ことから、ビールと街それぞれを「好きになる体験」ができる店を目指す。
店舗面積は約68平方メートル。席数はスタンディングとハイカウンター席で30席を用意。1988(昭和63)年まで恵比寿にあったヱビスビールの工場をイメージし、赤レンガのカウンターや、ビール醸造に用いる銅製の釜をモチーフにしたカッパー色の照明やインテリアを採用。街に関する書籍や、街の写真、歴史を紹介するパネルなども用意し、「街に出かけたくなるような」情報の発信も図る。
朝(11時まで)はソフトドリンク付きのホットドッグセット(500円または550円)を提供するほか、平日と日曜の昼(11時~15時)は単品のホットドッグ(同)やスパイスカレー(800円~)を用意。平日夜(15時以降)と土曜(終日)は、わさびマヨネーズを添えるベーコンキッシュ(500円)や半熟に卵のしょうゆ漬け、ミックスナッツ&枝付き干しぶどう(各350円)などの小皿料理、3種類のディップソースで食べるソーセージ(1本500円~)、ヱビスの黒ビールで煮込む「鳥肉の黒ビールカレー煮込み」(600円)などをラインアップ。街との連携として、恵比寿の飲食店が監修するポテトサラダ(480円)は3~4カ月程度で監修する飲食店が変わる(現在は「サカバ ゑびす堂」)。
終日提供するビールは、ヱビスビール(600円)や「ヱビス マイスター」(700円)、季節や時期に合わせた限定味などを用意。好きな2種類を選べる「ビア ブレンド」(700円)も扱う。客単価はそれぞれ、朝=500円、昼=800円~1,000円、夜=1,000円~1,500円程度。
営業時間は7時~22時30分(土曜・日曜・祝日は11時~21時30分)。