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A東京・安藤選手、SR渋谷・ベンドラメ選手が意気込み Bリーグ開幕迫る

アルバルク東京やサンロッカーズ渋谷はじめB1全24チームの選手が参加した

アルバルク東京やサンロッカーズ渋谷はじめB1全24チームの選手が参加した

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 アルバルク東京(以下、A東京)・安藤周人選手とサンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)・ベンドラメ礼生選手が9月20日、迫るBリーグ2022-23シーズンのティップオフイベントに参加した。

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 7季目を迎える今季のBリーグ。両チームが参戦するB1リーグは24クラブが東・中・西の3地区制で争うが、A東京は東地区、SR渋谷は中地区に属する。9月29日~2023年5月7日にかけてレギュラーシーズン全60試合を戦い、その後チャンピオンシップを予定。同年1月には茨城・水戸でのオールスターゲームも控える。

 昨シーズンはB1・B2合わせて200試合強が中止となった。引き続きコロナ禍となるが、今季は全試合を消化できるよう試合エントリー要件と試合成立要件を緩和。アリーナでは観客を100%収容可能で、現在の政府の方針に従い大声での観戦・応援は引き続き禁止とするが、島田慎二チェアマンは「シーズン中に大声で応援できるようになれば」と話す。

 A東京は開幕戦、アウェーで信州ブレイブウォリアーズ(信州)と戦う。安藤周人選手は「システムが多いチームだと感じた」と昨季の対戦を振り返り、「その歯車をいかに壊すかが大事になってくる。激しいディフェンスをして走りきれば、勝ちが見えてくるのでは」と分析。一方信州の三ツ井利也選手は「タレントぞろいで実績のある選手も多い」とA東京を評しつつ、ヘッドコーチ(HC)が変わった点を警戒。「昨シーズンまでルカ(・パヴィチェヴィッチ)HCのやってきたバスケットがベースになると思う。対戦して脅威を感じたしなかなか隙を見せないので、いかにそれを打開するかが大事」とも。

 新たに指揮を執るデイニアス・アドマイティスHCについて安藤選手は「ルカは自分が求めていることをしてほしい人だと思うが、アドマイティスHCは完璧主義者ではないというか、選手が自分でやったことに対してはリスペクトしてくれるし、アドバイスもしてくれる」と言う。加えて、「昨季まではすごい熱いルカの姿が見られていたと思うが、真反対の人だと思う。ベンチにいる感じも全く変わると思うのでそういったところも見てもらえたら(笑)」と続けた。

 今季から国立代々木第一体育館にホームアリーナを移すことについては、「(昨季までの)立川ではファンの皆さんが近い距離で応援してくれていた。代々木でどんな距離になるか分からないが、ファンの皆さんのために戦うだけなので楽しみ」と話し、まだスペイン代表のセバスチャン・サイズ選手が合流していが、「今いるメンバーは、HCが求めていることはある程度分かってきていると思う。でも、完成度は低いので試合を通して徐々に高められたら」とシーズンに向けて意欲を見せる。

 同じくアウェーで開幕を迎えるSR渋谷は、富山グラウジーズ(富山)と戦う。インサイドでイニシアチブを狙う富山に対し「アップテンポではないが、インサイドからボールを展開していくチーム。シューターもたくさんいるので、インサイドをカバーしつつ外にも警戒しないといけない。ディフェンスのコミュニケーションなどが重要になってくるかな」と考えるベンドラメ礼生選手。富山の晴山ケビン選手は「選手全員がプレッシャーディフェンスをしてくるなかでも、自分たちのテンポで攻撃を運び(SR渋谷の)やりたいことをさせないようにして自分たちのバスケをできれば」と続けた。

 SR渋谷は昨季勝率が伸び悩んだアウェー戦からの開幕となるが、ベンドラメ選手は「深くは考えずにシーズン通してたくさんあるアウェーの試合の一つという気持ちで、自分たちで盛り上げていきたい」と言い、HCや選手など体制が大きく変わっていないなか、「ある程度のチームづくりはできた状態で、すごく良い形でシーズンを迎えられると思う」とチーム状況を明かした。

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