原宿・明治通り沿いに9月15日、カナダ発アウトドアブランド「ARC’TERYX(アークテリクス)」の新店舗「アークテリクス 原宿 BIRD’S NEST(バードネスト)」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6451-1577)がオープンする。同時に、隣接する直営店「アークテリクス 原宿ブランドストア」(神宮前6、TEL 03-6450-6681)がリニューアルオープンする。経営はアメア スポーツ ジャパン(新宿区)。
1989年にガレージブランド「ロックソリッド」として誕生し、1991年に生物の進化の歴史で最初に空を舞った鳥とされる「始祖鳥」をモチーフに、社名を アークテリクスに変更した同ブランド。クライマーでもあるデザイナー自身が、自らが必要とするクライミングギアを開発した始まりを引き継ぎ商品を開発している。
2014(平成26)年に国内初の直営店としてオープンした原宿ブランドストアの店舗デザインを「大幅に」リニューアルすると同時に、原宿エリア2店舗目として隣接するビルにバードネストを出店した。ブランドの規模が大きくなると同時に商品ラインアップが増えるなか、アウトドアラインとアーバンラインを「分けて見せたい」と考え、大型店舗の出店も検討したが、物件に出合えなかったことなどから断念。利用客の利便性なども考え、原宿ブランドストアの隣のビルが空いたタイミングで新店舗の出店を決めた。
新たに出店したバードネストは、アーバンラインを扱うコンセプトストア。店名は、カナダ本社のデザインルームの通称で、本国のスタッフが命名した。売り場面積は100平方メートル。店内はメタルを多用するなど「都会的な雰囲気」を演出する。
同店では、アウトドアラインのパターンや機能を取り入れつつシティーユースできるデザインに仕上げた商品の「アークテリクスCityコレクション」、2009年に立ち上げた「ミニマルな」デザインのアパレルやバッグを展開する「VELIANCE(ヴェイランス)」を扱う。両コレクションは原宿ブランドストアでも扱っていたが、店舗を分けることで「ゆったり」見られるようにしたほか、ヴェイランスはメンズに加えてウィメンズも取り扱う。
原宿ブランドストアの売り場面積は1階・2階の2フロア計170平方メートル。「自然を感じさせる」店舗は、店内は白と明るい木目を基調に広く取った窓から自然光が入る「開放的な空間」に仕上げ、ショップやオフィスなどの植栽を手がけるSOLSOによる植栽を配置する。同店の「シンボル」である階段脇のロゴを装飾する壁面は、ブランドが誕生したコーストマウンテンの外壁からインスピレーションを得たデザインに刷新した。ファサードは、両店舗共通でヨーロッパの山小屋をテーマにデザインし統一感を持たせた。
原宿ブランドストアでは、クライミングを中心に、ハイキングやトレイルランニングなどマウンテンアクティビティー向けの「アークテリクス パフォーマンスコレクション」を扱う。商品は、耐久性と透湿性を備える生地や立体裁断などを取り入れる、同ブランドのアイテムの中で「最も耐久性のある」悪天候用のシェル「アルファSVジャケット」(11万5,500円)などのアパレルやシューズなどを展開する。
両店舗ではオープン記念として、2万円以上(税込み)の購入客に非売品のオリジナルTシャツを先着で進呈する。
営業時間は両店舗ともに11時~20時。