SHIBUYA109渋谷店(渋谷区道玄坂2)8階に9月10日、衣服のリサイクルボックスが常設された。
学生とSDGsをテーマにした共同プロジェクトを立ち上げたほか、LGBTQ+の権利について啓発するアクションを企画するなど、SDGsへの取り組みを展開しているSHIBUYA109。運営するSHIBUYA109エンタテイメントでは、若者研究機関SHIBUYA109 lab.の「若者のSDGsに対する意識調査」で興味や関心はあるが「行動に移すきっかけがない」という課題が分かったことから、行動へ移すきっかけづくりをしている。
今回は、ファッションビルである同館の中でも「身近な問題」である衣服の破棄問題に着目。SDGsの目標の一つである「つくる責任 つかう責任」に対する取り組みとして、消費者に「商品を購入したその先のアクションの提案」としてリサイクルボックスを設置。不要になった衣服を「いつでも」持ち込める環境をつくり、捨てずに再利用する選択を提案する。
設置場所は8階のエスカレーター脇。回収した衣服は循環型繊維リサイクルボード「PANECO」に再生させ、同館で回収した衣服から作られた「PANECO」は今後、同館共用部のベンチなどの制作に使う予定。設置したリサイクルボックスも「PANECO」を使っている。
リサイクルボックスでは、館内に出店するブランド以外の衣服も回収するが、下着や靴下、帽子、手袋、バッグ、靴、汚れが激しいものやぬれたものは対象外となる。