ハンバーガーチェーン「モスバーガー」の渋谷区内の3店舗で9月14日から、今月6日にオープンした仮想店舗「モスバーガー ON THE MOON」が体験できる。
同店は、ブランド初の「月見」商品「月見フォカッチャ」(9月14日~11月中旬、520円)発売に合わせ、メタバース(ソーシャルプラットフォーム「VRChat」)上の「月面空間」に、ブランド初の仮想店舗としてオープンしたもの。同商品のターゲットの一つでもある若年層へのアプローチを図る。
参加者はアバターを通して店舗を訪れることができる。キッチンに入ることができ、店内に掲出されている手順を見ながら、フォカッチャを焼いたりソーセージをゆでたり、半熟卵をのせたりして「月見フォカッチャ」を作る体験ができる。製造体験メニューは「枝豆コーンフライ」「もも ジンジャーエール」「モスシェイク バニラ」も用意する。仮想空間では、「作った」メニューは同店のテラス席で「食べる」こともでき、量が減る演出も取り入れている。
ボイスチャットなどの機能もあることから、体験者同士の「コミュニケーションの場になってほしい」(同社)と期待を込める。今後は、同店でカスタマイズした商品をリアルの店舗で実際に注文できるようにするなど、リアルの店舗との連動も視野に入れている。
体験できる店舗は、恵比寿東店(渋谷区恵比寿1、9時~11時)、渋谷道玄坂店(道玄坂2、13時30分~15時30分)、渋谷公園通店(宇田川町、17時~19時)。予約不要、体験無料。今月16日まで。