レタッチを加えて仕上げる「韓国式」の証明写真が撮れる「studio STAY」(港区北青山3)が7月、表参道・青山通りにオープンした。
証明写真は手軽に撮れる機械が街なかにも設置されているが、「写りが良くない」などの不満も聞かれるなか、オーナーの山崎友也さんが知人から韓国の証明写真について聞いた話をきっかけに出店。韓国ではレタッチを加えるのが一般的だという
物件との出合いもあるが、30~60代など「おしゃれな」女性が多いことなどから表参道エリアにオープンした。ビルの一室に展開する写真館の広さは約25平方メートル。一眼レフや照明、背景(15色)などを用意する撮影スペース、ヘアアイロンや綿棒なども備えるパウダースペース、写真の確認などを行うスペースを用意する。
証明写真であることから、自然な仕上がりになることがベースとなるレタッチ。肌の修正やほくろの除去、左右差の修正などを行う「ナチュラル」、輪郭や目の大きさなどを変える「スタンダード」、人中の修正や肩幅や首など顔以外の部分も修正する「ゴージャズ」の3段階を用意。修正の箇所や程度などはスタッフと話しながら注文できる。レタッチ作業は、プロとして活動するレタッチャーが担当する。
利用料は、撮影枚数10枚、うち1枚のレタッチ加工、レタッチ前後の写真データ送付込みで6,800円。写真データは3日後にコミュニケーションアプリ「LINE」で送付する。メンズプラン(6,000円)も用意するほか、60歳以上向けの「シニアビューティー」プラン(1万9,800円)ではメークやヘアセットといったヘアメークも行い、撮影は15枚行う。オプションで、パスポート・運転免許証など用途に合わせたサイズでの写真印刷(500円)、プロフィル写真や宣材写真など向けの好きなポーズでの撮影(1,000円)などを用意する。
オープン後は女性客が9割程度と言い、パスポートや運転免許証、社員証、就職活動用、SNSのアイコンなどで利用されているという。山崎さんは「証明写真に苦労されている方などに、レテッチできるメリット生かしてより自然に美しい写真を撮ってほしい」と利用を呼びかける。
営業時間は12時~20時。予約制(LINE)。