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表参道で「ヴォイド オブ ニッポン 77 展」 戦前・戦後の現代作家に焦点

会場の様子

会場の様子

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 展覧会「ヴォイド オブ ニッポン 77 展 戦後美術史の ある風景と反復進行」が現在、表参道「GYRE(ジャイル)」(渋谷区神宮前5)3階のギャラリー「GYRE GALLERY」(TEL 03-3498-6990)で開催されている。

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 フランスの哲学者ロラン・バルトと小説家・三島由紀夫が捉えた日本の「空虚」を前提に、 現在の次世代の日本の作家によって戦後美術家たちに焦点を当て、戦後美術史を浮かび上がらせていく同展。今年は太平洋戦争終結から77年。それは明治維新(1958年)から太平洋戦争終結(1945年)までも同じ77年となることから、戦後と戦前の長さが同じになる連続性に着目。「戦後美術史のある風景と反復進行」をテーマに掲げる。

 出品作家は、故・河原温さん、三島喜美代さん、故・中西夏之さん、故・高松次郞さん、故・赤瀬川原平さん、三木富雄、故・北村勲さん、北山善夫さん、青山悟さん、金氏徹平さん、加茂昂さん、大山エンリコイサムさん、須賀悠介さん、MIKA TAMORIさん、芸術家集団「国民投票」。出品される作品は作品単体としてではなく、時代を超えて「反復から連鎖、転移していく様態」を提示。戦前・戦後の作家から現代の作家へ連係し、昭和・平成・令和それぞれの「時代精神」を対象化。今後どこへ向かおうとしているのかを、問いかける。

 開催時間は11時~20時。入場無料。9月25日まで(8月22日は休館)。

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