使わなくなった化粧品を回収してクレヨンにアップサイクルする取り組みが8月23日、西武渋谷店(渋谷区宇田川町)で始まる。
化粧品の空き容器を回収する企業も増えるなか、廃棄される使い切れなかった「中身」に着目。化粧品フロアをはじめ、店内の複数の場所に専用の回収ボックスを設置し、回収した化粧品は画材になる素材を選定後、クレヨンに加工する。
イベント名は「SHIBUSEI Choose the Future COSME no IPPO」。美容関連のPRなどを手がける大澤美保さんが昨年秋、美容業界の「ゴミゼロ」を目指す活動として始めたプロジェクト「COSME no IPPO(コスメノイッポ)」と手を組む。アップサイクルしたクレヨンは専用のECサイトのほか、今回は西武渋谷店の店頭でも販売する。
回収するのは、アイシャドー(リキッドタイプ不可)、チーク、ハイライト、リップ(リップグロス、リップクリーム不可)、パウダータイプアイブロウ、粉白粉、フェースカラーなどのカラーコスメで、練りタイプやペンシルタイプも受け付ける。回収場所は、A館1階=プロモーションスペース、イベントに賛同した約20の化粧品ブランドの店頭、A館2階=婦人洋品小物売り場、A館5階=モードプラス、A・B館3階=連絡通路。従業員用施設(社員食堂、従業員出入口)にも回収ボックスを設置する。
アップサイクルクレヨン「ハロヨン」(1,980円)は期間中、A館2階洋品小物とA館5階モードプラスで販売。箱ごとに入る色が異なるほか、収集したカラーコスメの原材料でラメが入るなどの特徴があるという。A館1階プロモーションスペースでは油絵画家・長島伊織さんがハロヨンで描いた作品も展示する。
営業時間は10時~20時。9月5日まで。