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恵比寿にロボットが調理するスパイスヌードル専門店「香味麺房」

独自開発の鍋とアームロボットが調理する

独自開発の鍋とアームロボットが調理する

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 ロボットが調理するスパイスヌードル専門店「Magic Noodle 香味麺房(こうみめんぼう)」(渋谷区恵比寿南1、TEL 03-6451-0766)が8月6日、恵比寿・駒沢通り沿いにオープンする。

メニューは6種類を用意する

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 調理・業務ロボットの開発を手がけるロボットベンチャー「TechMagic」(江東区)が直営で手がける同店。炒めることや混ぜることなどを「得意」とする調理ロボット「P-Robo」を導入する。P-Roboは6月にオープンしたパスタ店「エビノスパゲッティ」(プロントコーポレーション運営)に導入されたが、パスタ以外に調理の幅を広げることやロボットの品質向上を目的に飲食事業に乗り出す。

 旗艦店と位置付ける同店は、繁華街で通行量が多く「食のレベルも高い」ことなどから恵比寿に出店。店舗面積は約15坪で、カウンター10席を用意。ロゴはP-Roboが調理時に回転することから着想を得て渦巻きを描いた。

 P-Roboは4つ同時に動作させる独自開発の鍋と、調理人の役割として鍋を移動させるアームロボットを活用して調理する。麺をゆでている間、鍋には調味料と具材を投入。その後、ゆでた麺を入れた鍋がIHの上で回転し、かくはん・加熱。調理後の鍋は盛り付け場まで移動し、人間のスタッフが鍋から皿に麺などを移してトッピング。鍋の洗浄も1食ごとに自動で行う。1食当たり最速約48秒で調理でき、注文から2分程度で客に提供できる。

 人間のスタッフは来店客の案内や素材の補充、トッピング、配膳・下げ膳が作業内容となることから、同店ではピーク時は2~3人、アイドルタイムには1人でも対応できるという。

 直営で手がけるに当たり「新しいもの」を考える中で、麺料理の中で「あまり進化していないのでは」とそばに着目。世界での展開も見据える中、そばと世界の料理の出合いをコンセプトにスパイスや香味野菜を使う「スパイスヌードル」を開発した。麺はそば粉とパスタなどに使われるデュラムセモリナ粉を配合したオリジナル麺を使う。

 メニューは、麺とニンニクチップ、豚バラチャーシュー、しょうゆだれ、鶏ガラスープ、豚骨油を混ぜ、白髪ネギなどをトッピングする「にんにくと豚バラチャーシューのスタミナ」(880円)、ごま油としょうゆと合わせた麺にミックススパイスやナッツをかけ、パクチーをトッピングする「しびれ山椒(さんしょう)とナッツの麻辣(マーラー)」、タマネギ、ベーコン、塩だれと混ぜた平打ち麺の上にみりんとチーズ入りのクリームをのせ、カイエンペッパーを表面全体にまぶす「ベーコンとタマネギの辛クリームチーズ」(以上1,180円)など6種類をラインアップ。麺注文客の希望者には、ご飯とコショウを混ぜるサービスライスを無料で付ける。

 想定客単価は1,000円程度。完全キャッシュレス。テイクアウトにも対応。今後はデリバリーも始める予定。

 営業時間は11時~22時30分。

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