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渋谷区内の高校生が「ウクライナ支援」を考えるフォーラム 全国中高生に参加呼びかけ

Zoomによるオンライン取材に応じてくれた渋谷教育学園渋谷高校2年生の運営メンバー3人(左上=広報担当・沼田純弥さん、右上=代表・佐藤 裕成 アレックスさん、中央下=企画担当・富田光太郎さん)

Zoomによるオンライン取材に応じてくれた渋谷教育学園渋谷高校2年生の運営メンバー3人(左上=広報担当・沼田純弥さん、右上=代表・佐藤 裕成 アレックスさん、中央下=企画担当・富田光太郎さん)

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 渋谷区内の高校生有志メンバーが7月30日、ロシア軍事侵攻で苦しむウクライナの人々の支援について考える「UKARAINE×JAPAN中高生フォーラム」をオンラインで開催する。

渋谷教育学園渋谷高校1・2年生の有志メンバー

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 発起人は、渋谷教育学園渋谷高校(渋谷区渋谷1)2年生の佐藤裕成アレックスさん。「テレビやネットなどを通じ、徴兵制で戦争に行かなければならない同世代や、親元を離れて避難する人々などウクライナの悲惨な映像を見て、僕ら高校生でも何か支援ができないだろうか」と思い、4月下旬に同級生の富田光太郎さんに相談したのが始まり。相談を受けた富田さんは「(支援の前に)学校内でウクライナの問題を友達やクラスで話し合う機会がなく、そもそも、そこが問題」と感じたと言い、ウクライナの問題に関する理解を深めるため、全国の生徒を集めたフォーラムの開催を思い立ったという。

 運営メンバーは興味のありそうな生徒に直接声を掛け、4、5人が集まったところで、校内で説明会を開き1、2年生の有志メンバー24人を集めた。ウェブサイトを作れる人は「IT」、語学が得意な人は「翻訳・通訳」など、生徒のスキルに合わせて担当を配置したという。「学校に企画概要は伝えているが、企画からフォーラム開催まで、全て僕ら高校生のみで進めている」と佐藤さん。

 フォーラム開催に向け、メディアやSNSなどでウクライナの情報を発信する、首都キーウ在住のバグダン・パルホメンコさんにメールで登壇を依頼。中学生まで大阪で過ごしたバグダンさんは企画に賛同し、当日、日本語でウクライナから現地の状況を伝えるという。現地中継のほか、日本への避難を余儀なくされた都内大学に通う19歳と高校に通う16歳の同世代のウクライナ人留学生も出演し、講演を行う。

 講演後、参加生徒らを日本語・英語グループ5、6チームに分けて、学生同士でディスカッションを行う。運営から各チームに加わるファシリテーターが意見を吸い上げ、最終的にスライドで発表する。参加者募集に当たっては、全国約140の中学・高校に電話やメールで呼びかけ、現在の参加者数は15~19歳をメインに約80人を数える。「北海道から熊本まで参加申し込みがあり、中には12歳の小学生も数人いる。締め切りまでに、もっと増やしていきたい」と富田さん。

 「全国の生徒と話し合うことで視野が広まったり、新しいパッションが生まれたりして新しい関心につながると思う。何かしら行動したいと思っている生徒は参加してほしい」(佐藤さん)と呼びかける。

 参加対象はウクライナ・日本の12歳以上20歳未満の生徒・学生。海外からの参加も可能で、言語は英語・日本語に対応する。申し込みは専用ウェブサイトから募集し、ディスカッションに参加せずフォーラムの視聴参加のみも可。締め切りは7月22日。

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