原宿・明治通りのスウェーデン発カジュアルアパレル店「H&M原宿店」(渋谷区神宮前1)が8月2日、閉店する。
1947年にスウェーデンで誕生し、トレンドを取り入れたアパレルを手頃な価格帯で展開するH&M。2008(平成20)年に日本に上陸を果たし、原宿店は1号店の銀座店(2018年閉店)に続き、同年11月に日本2号店としてオープンした。
地下1階~地上3階の4フロアで総売り場面積は約1500平方メートル。オープン時には「コム デ ギャルソン」川久保玲さんとのコラボレーションの世界先行発売もあり、オープン3日前の夜間から開店を待つ人が現れ、オープン前には約2000人が行列をつくった。
オープン当時、近隣には「GAP」(2010年閉店)や「TOPSHOP/TOPMAN」(2015年閉店)、「ZARA」といった競合店も出店。2009(平成21)年には、同店の隣にアメリカ発カジュアルアパレルチェーン「FOREVER21」(2017年閉店)が出店し、原宿エリアに海外発ファストファッションが集積。ブームを牽引した。
店頭には「THANK YOU&SEE YOU SOON!」という文字と共に閉店を知らせる貼り紙を掲出。一部割引企画を展開するほか、渋谷店(宇田川町)などの近隣店舗やECストアの利用を案内している。