買う

中国のトイメーカー「POP MART」、原宿に日本1号店 独自フィギュアなど

店内1階(POP MART JAPAN)

店内1階(POP MART JAPAN)

  • 3

  •  

 中国発トイメーカー「POP MART」の日本1号店「POP MART原宿本店」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6427-2533)が7月16日、原宿・明治通りにオープンした。経営はPOP MART JAPAN(千代田区)。

店内各フロア随所にフォトスポットを設ける

[広告]

 2010年に創業し中国国内に150店以上(昨年12月現在)を出店しているほか、2018年に海外市場への進出を始め、現在は日本を含む23の国と地域に展開している。箱を開けるまで中身が分からない「ブラインドボックス」のフィギュアが火付け役となり2019年ごろから若者を中心に流行。2020年には香港株式市場に上場を果たした。昨年は世界で約860億円の売り上げを記録している。

 世界に発信するに当たり「フィギュアが強く、アニメ・2次元の聖地」(POP MARTアジア地域事業部長キム・クリスさん)である日本にも注目し、2019年にBtoBで展開を始めたところ好評だったことから、2020年7月にフィギュアメーカーグッドスマイルカンパニーグループのマイルストン(横浜市)とのジョイントベンチャーでPOP MART JAPANを設立し、本格的に販売を開始。

 公式のECをはじめ、雑貨店やホビーショップでの売り場、ロボショップと呼ぶ自動販売機などで展開してきたが、当初から直営店の出店も視野に入れていたなか、若者の街であることや流行の発信地、最先端の街であることから渋谷・原宿・表参道辺りで出店地を探したという。中国で中心の顧客層である20~30代の女性や子ども向けなどの商品開発にも注力していることからファミリー層をターゲットに据える。

 店舗は1階・中2階・2階の3フロアで、売り場面積は計約110平方メートル。本国のデザイナーが手がけた内装は、中国の要素を残しつつ原宿のファッションなどを参考にデザインやカラーを採用。エントランスにはデザイナー大久保博人さんとコラボレーションした「MOLLY×INSTINCTOY」のフィギュア、2階には人気シリーズ「SKULLPANDA」シリーズの像など、随所にキャラクターの立像を設置し、フォトジェニックな店内に仕上げた。

 POP MARTでは、オリジナルの自社IP(知的財産)をはじめ、香港のデザイナーケニー・ウォンさんとコラボした女の子「MOLLY」、プッキーさんとコラボした丸っこい姿の妖精「PUCKY」などアーティストや、ディズニー、ワーナーブラザーズなどのキャラクターなどとコラボレーションするIPなど93(2020年6月時点)のIPを運営する。商品は200人以上のデザイナーで構成するクリエーティブデザインチームが開発している。同店ではや200商品を扱う。フィギュアの中心価格は1,000円前後。

 オープンを記念して限定商品を3週連続で発売する。8月には小さく少し丸みを帯びたフィギュア「POP BEAN」の詰め放題を同店限定で発売予定。

 営業時間は11時~20時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース