7月29日・30日に3年ぶりに開催される予定だった「恵比寿駅前盆踊り大会」が中止となった。大会会長らが7月14日、決断した。
恵比寿駅周辺で夏の風物詩となっている恵比寿駅前盆踊りは、地元の町会・商店街が集まり、駅前に組まれた大きなやぐらを中心に来街者も一緒になり盆踊りを楽しむ恒例イベント。今年はコロナ禍での2年にわたる開催中止を経て開催が決まっていたが、新型コロナウイルスの感染爆発を踏まえ、中止を決めたという。
68回目となる今回は、開催決定当初から屋台は一切出さず、踊る人数も通常の3分の1ほどに抑えるなど、万全なコロナ対策を講じる計画で動いてきたが、「多数の参加者とスタッフの安全を第一に」考え苦渋の決断を下した。
エビス商店街振興組合・エビス駅前通り商店街町会の雨宮孝幸理事長は「やめたくはなかったが、社会的正義もある。3年ぶりとなる久しぶりの開催で事務手続きなど大変なこともあったなか、今年ここまで準備ができたので、来年はスムーズに開催できるのでは」と前向きに捉える。