日本古来の神や妖怪などを描くアーティスト平良志季さんの個展が7月12日、西武渋谷店(渋谷区宇田川町)B館8階オルタナティブスペースで始まる。
平良さんは1990(平成2)年東京生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科卒業、東京芸術大学大学院修士課程描画装飾研究室修了。日本画の技法を用いて、絹地に日本古来の神や妖怪などを描いている。個展・グループ展への参加のほか、「パークホテル東京」のアートルーム(1室)コーディネート、涼ヶ岡八幡神社(福島県)絵馬殿への作品奉納などもしている。
会場では、万華鏡をのぞいている和装の女性と妖怪を描いた「乃ぞいて見たら」、複数の妖怪を描いている「妖怪祭図」、個展に向け描き下ろした暴風の神「須佐男(スサノオ)」と太陽を司る女神「天照大神(アマテラスオオミカミ)」など、妖怪や人物がなど10点を展示。A館1階のショーウインドーには今月11日から、縦横約4メートルの「須佐男」と「天照大神」を掲出している。
同店で初の個展となる平良さん。「渋谷ということもありより現代を意識したいつもより少し新しい作風の作品を念頭に制作した」と言う。
開催時間は10時~20時。今月31日まで(ショーウインドーは8月1日まで)。