アート拠点「SOMSOC Gallery」(渋谷区神宮前3)が6月18日、裏原宿エリア・原宿通りにオープンした。
原宿で台湾発のフルーツティー専門店「LaTREE 果茶果酒」を展開するなどしている研美(千代田区)が運営する同所。現代アートギャラリー、クリエーターズユニットとして、「時代の精神を反映した」アーティストやクリエーティブプロジェクトの作品展示などを行う。施設名は「COSMOS」を後ろから読んだ言葉で「反転した宇宙」を表現した造語。
館内は、ギャラリー、カフェ、セレクトショップを併設する。ギャラリースペースは月に1度のペースで展示替えを行う予定で、第1弾の企画展として現在、「暴走BOUSOU」を開催。「暴装」「暴創」「暴奏」「暴想」「暴草」とさまざまな意味を拡大できる言葉として「BOUSOU」を掲げ、アートユニット「明和電機」、歌手やアートディレクターなどで活動する静電場朔(Dian)さん、アパレルブランド「PUNK DRUNKERS(パンクドランカーズ)」を手がける親方さんらアーティスト11人を招集し、絵画や映像、インスタレーションと車を組み合わせた「移動式没入型」の作品などを展示している。7月17日まで。
カフェ「KACHAKASHU CAFE」は、日月潭紅茶・ジャスミン茶・蜜香ウーロンといった台湾茶葉をベースに生絞りした果肉や三温糖のシロップを使うフルーツティー、オリジナルのフルーツビールを提供。「飲むアート」をコンセプトに、今後はギャラリースペースでの企画展やアーティストとのコラボレーションドリンクの提供も視野に入れている。セレクトショップはカフェに併設し、国内外のアパレルや玩具のブランド、アートグッズなどを販売。アーティストとコラボレーションしたアイテムなども展開する予定。
営業時間は12時~19時。