グルテンフリーのバインミーと菓子専門店「マイバインミーbyグルテンフリートーキョー」(渋谷区神宮前1、TEL 090-3176-8131)が5月、原宿にオープンした。経営はぽかぽかてーぶる(新宿区)。
2020年に表参道エリアにオープンした「バインミートーキョー」の元オーナーで料理研究家の音仲紗良さんがのれん分けとして立ち上げた新ブランド。
「バインミートーキョー」から離れるに当たり、同店の常連も足を運べる距離で新店の出店場所を探していたことや、コロナ禍の影響で空きテナントが目立つようになったなか、「東京らしい食の提案」で活性化させたいと原宿に出店。30・40代以降の常連客からは「ちょっと行きづらい」などの反応もあったというが、かつて原宿から「トレンドを生み出していた」大人の「憩いの場所」をつくりたいと考えたという。
当初「バインミートーキョー」でコンセプトにしていた米粉100%のパンを使うほか、米こうじ甘酒や発酵あんこ、丸大豆100%の豆だまり、みそなどの発酵食品を多く使うほか、乳製品やラード、マーガリン、白砂糖などは使っていない。
レバーパテには米こうじ甘酒やナッツを使い、低温調理の鶏むね肉のハムや野菜を挟むグルテンフリーの「スタンダードバインミー」(980円)をはじめ、カレー風味のさばのグリルやクミンシードとマリネした紫キャベツ、ライム、パクチーなどを挟む「サバカレーバインミー」(1,080円)、薄皮ごと豆からひいた自家製ピーナッツバターに米こうじ甘酒や豆たまりなどをブレンドした、オリジナルのたれを合わせた鶏むね肉などに辛い料理を提供するダイニング「赤い壺」のオリジナル「激辛ラー油」をかける「自家製ピーナッツバターのバンバンジーバインミー」(980円、追加100円~辛さの調整可能)などをラインアップ。木曜~土曜限定で提供する「エッグレスな卵サラダバインミー」(1,140円)など、ビーガン対応のバインミーも用意する。
かねてグルテンフリーのバインミーを提供するなか、「グルテンフリーの軽食やスナックのニーズがある」と感じたことから、同店では菓子製造許可も取得し、ビーガン対応でグルテンフリーの焼き菓子やパフェなどの製造・販売も始めた。
営業時間は7時30分~22時(週により異なる、詳細は同店のインスタグラムに掲載)。月曜定休。