渋谷区の防災力向上を目的とした防災訓練「渋谷防災キャラバン」が6月26日、松濤中学校(渋谷区松濤1)で開催される。
「365日防災」を掲げる区。本年度は、地域で防災活動を続けてきた自主防災組織とともに、来場者も参加できる体験型の防災訓練を行う。
自主防災組織による防災訓練では、火災が発生したときの煙を疑似体験できる「煙体験ハウス」や、区内の避難所に配備されている「D級ポンプ」を使った初期消火活動、仮設トイレの設置などを体験できるほか、倒壊建物から救出された要救助者を運ぶ搬送訓練、AEDを使った応急手当を学ぶ訓練も行う。
防災キャラバンではガスが止まった際のガスメーターの復帰操作体験(東京ガスネットワーク)、備蓄トイレの紹介(まいにち)、AR(拡張現実)を使った火災煙避難体験・消火体験(一般社団法人拡張現実防災普及)など、区と「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定(通称「S-SAP(エス・サップ)」)を結んでいる企業や団体などがブースを出展。体育館のステージでは気象予報士・森田正光さんが気象情報の「読み取り方」や活用方法を講話する。
関東大震災を「再現」した震度7の揺れを体験できる起震車、消防車の展示も予定。区と災害協定を結んでいるうどんチェーン「丸亀製麺」はキッチンカーによる炊き出しとして、先着200人にうどんを配布する。当日は、渋谷区のPRキャラクター「あいりっすん」、東京消防庁のマスコット「キュータ」も来場予定。
開催時間は9時~13時(防災訓練は12時まで)。