渋谷区とデジタルコミュニティー事業などを手がける「PIAZZA(ピアッザ)」(中央区)が6月13日、区内の住民などLGBTQの当事者とAlly(アライ)に向けたグループを、同社の地域SNSアプリ「ピアッザ」の渋谷区コミュニティー内に開設した。
区は2020年1月、笹塚・幡ヶ谷・初台(ササハタハツ)エリアでピアッツァの導入を開始し、続けて恵比寿・代官山・広尾エリアでも展開。今回のLGBTQコミュニティーグループ開設に伴い渋谷・代々木エリアも新設し、区内全域をカバーした。
グループ名は「渋谷区にじいろご近所チャンネル」。渋谷区による「男女平等および多様性社会推進に関する調査」(2020年度)では区民の8~10%がLGBTQに該当するといい、区内に暮らし、学び、働くLGBTQの当事者やアライが気軽に参加し交流できる「気軽なしゃべり場」を目指す。
グループ内にはLGBTQ当事者の渋谷区民が「にじいろコミュニティーデザイナー」として在籍する。必要に応じて区と連携し、区民サービスや相談窓口などを案内するなど、当事者やサポーターの孤立や不安解消を図る。ピアッザのアプリをダウンロード後、アプリ内で会員登録(無料)して利用する。