東急電鉄は6月18日、一日に100円で何度でも東急線の乗り降りができる小学生向けの磁気乗車券「東急線キッズ100円パス」を期間限定で発売する。
新たな乗車券サービスとして昨年11月にシニア層向けに発売した電子乗車券「東急線乗り放題パス(over60)」に続く第2弾。土曜・日曜・祝日に沿線を割安で使えるパスを売り出すことで子育て世帯のニーズを取り込む狙い。
第1弾では、60歳以上のシニア層・上限1000人を対象に1カ月間東急線が乗り降り自由になる電子乗車券(2,000円)を発売。約3800人の応募があり、平日の日中や土休日の閑散時間帯を中心に鉄道利用促進による商業施設への波及効果などが確認できたという。
今回は、小児の定期外利用が土休日に多いことなどから、子育て世代の家計負担に配慮し、通常の東急線ワンデーパス(小児340円)に対し、価格を100円に抑えた。スタンプラリー企画や沿線のグループ施設などとの連携も検討し、夏休みに向けた需要喚起も図る。
対象は6歳以上12歳未満(13歳未満の小学生を含む)で、有効期間は購入当日のみ。東急線各駅(世田谷線・こどもの国線を除く)の改札窓口で取り扱う。8月28日まで(土曜・日曜・祝日のみ)。