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アルバルク東京が「ファンフェスタ」 2年ぶりに対面開催、チャンバラ対決など

トークショーやゲーム企画などでファンに感謝を伝えた選手たち

トークショーやゲーム企画などでファンに感謝を伝えた選手たち

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 B リーグ・アルバルク東京(以下、A東京)が6月5日、「ファンフェスタ」を開催した。

白熱した戦いを見せた「チャンバラ対決」

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 5月8日に今季の全試合を終了したB1リーグ。A東京は新型コロナの影響で試合が中止になったりやけが人に苦しんだりしながらも、レギュラーシーズン53試合を39勝14敗東地区3位で終え、2季ぶりにチャンピオンシップ進出を果たした。

 約2年ぶりに対面での開催となった同イベントには約1100人のファンらが参加。選手たちがアナウンスを行うなど、開始前から場内を盛り上げた。

 マスコット「ルーク」とホームアリーナでMCを務める南隼人さんが登場し、クラブスローガンである「WE」のかけ声でイベントはスタート。試合さながらに南さんの呼び込みに合わせて10選手が入場。アレックス・カーク選手、ジョーダン・テイラー選手、ライアン・ロシター選手は帰国しているため不参加となったが、ビデオメッセージを上映。カーク選手は日本語で「応援して下さってありがとうございました」とコメントを寄せた。

 冒頭あいさつをしたクラブを運営するトヨタアルバルク東京の林邦彦社長は、ファンに感謝の言葉を述べつつ「皆さまが楽しめるようにシーズンの試合と同等、ないしはそれ以上の熱量を持って対応させていただく。短い時間ではあるが楽しんでいただければ」と呼び掛けた。

 オープニングを飾ったのはチアリーダー。感極まった様子で言葉を詰まらせながら感謝の言葉などを口にし、「10人そろってラストパフォーマンスになるので、お楽しみください」とあいさつした後、力強いダンスを披露した。

 コーチ&スタッフ陣、選手に分かれて行ったのはトークショー。コーチ陣らへの「食事・体のケアに一番力を入れていると思う選手は」という質問にはロシター選手や菊地祥平選手の名前が多く挙がった。選手のトークショーではまず、元バスケットボール選手と結婚したザック・バランスキー選手に「夫婦円満の秘訣」の質問が飛んだが、妻・愛子さんが来場していたこともあり、急きょ夫婦での写真撮影タイムに。「互いの好きな所」を聞かれたのは同窓の先輩後輩である田中大貴選手と小島元基選手。小島選手が「夫婦円満の秘訣は…」と前の質問に被せてしゃべり出すと、田中大貴選手も「肌と肌の相性というかフィーリング」と続け笑いを誘った。

 その後選手たちは2チームに分かれ対戦。紙風船を玩具の剣で割る「チャンバラ対決」では、笹倉怜寿選手が刀が折れた安藤周人選手に勝ったほか、バランスキー選手は2刀流の平岩玄選手に「ピコピコハンマー」で勝利。3刀流の吉井裕鷹選手にはセバスチャン・サイズ選手が4刀流で対峙し、腕の長さも生かし圧勝。「出直してこい」と一蹴した。田中選手と対戦した小酒部泰暉選手は1,000円を出して買収を試みるも、田中選手に1万円を提示されると自ら紙風船を差し出した。

 シュート対決は練習無しの一発勝負で行ったこともあり、フリースローは挑戦した4選手全員が外す結果に。3ポイントシュート対決では、小島選手にシュートを求められたルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)が決めると選手たちは駆け寄って喜んだ。安藤選手は同じ三重県出身で、昨季で選手を引退した伊藤大司アシスタントゼネラルマネジャーをシューターに指名。伊藤さんのシュートは外れたが、その挑戦に拍手が送られた。ハーフコートからのシュートはなかなか決まらず、しまいには選手が次々にシュートを打ったなか、バランスキー選手が仕留め、ゲームは終了した。

 最後は全員がファンにあいさつ。今季で退団を発表している菊地選手は「アルバルクで5年間、皆さんの前でプレーできたことは本当に幸せだった」と振り返った。田中選手は「できることならばここにいる同じメンバーで優勝を目指したいと個人的には思うが、こういう世界にいるのでそれは難しい。ただ、誰が抜けようが残ろうがここにいるメンバーはずっと仲間だと思っている。アルバルクはこの悔しさを忘れずに、来シーズンは代々木(第一体育館)にホームアリーナを移すが、またクラブとして成長できるチャンス。来シーズン、皆で優勝しましょう」と来季に熱意を見せた。

 今季で退任するパヴィチェヴィッチHCは「(A東京の)選手たちをコーチできたこと、この5年間は宝物。来季HCは変わるが私たちの絆は残る。A東京は新たなステージを迎えるが、陰からサポートしたい。皆さんも引き続き応援お願いします」と呼び掛けた。パヴィチェヴィッチHCの「アルバルク」の掛け声に続け、全員で親指・人差し指・中指で「W」を作る「WE」ポーズでイベントを締めくくった。

 第2部ではサイン会を行い、選手たちは来場したファンとアクリル板越しに会話したり写真撮影をしたり、拳を付き合わせるなど交流した。

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