地域コミュニティーの構築・維持を目的にした「渋谷おとなりサンデーの日」が6月5日、リアルとオンラインで開催される。

過去開催時の様子（2019年、路上スリッパ卓球大会）

　渋谷区が主催し2017（平成29）年に初開催した同イベントは、仏パリの「隣人祭り」をヒントに企画。6月の第1日曜を「渋谷おとなりサンデーの日」に位置付け、6月の1カ月を「地域交流・地域活動の強化月間」と位置付け、渋谷に関わる人同士の交流を促している。おとなりサンデーのサイトでは期間中、イベントの投稿が可能で、2019年には1カ月間に100以上のイベントが投稿されたが、コロナ禍で2020年、2021年はオンラインと渋谷のコミュニティーFM「渋谷のラジオ」での開催となっていた。今年は3年ぶりにリアルイベントも復活する。

　当日、富ヶ谷2丁目エリアでは、東海大学の学生をはじめとする地域の人々と渋谷おとなりサンデー運営事務局にとのコラボレーションイベントを開催。東海大学正門内広場で長谷部健区長らが開会宣言を行った後、ストラックアウト、輪投げ、うちわ工作が楽しめる「縁日コーナー」（10時～16時）を開設。富ヶ谷三本杉公園ではポニーの乗馬体験やモルモットとの触れ合い体験ができる「ふれあい動物園」（10時30分～12時、13時30分～16時）が登場する。富ヶ谷2丁目町会会館では「子ども用品リサイクル会」（10時30分～16時）を開くほか、エリア内3カ所で子ども向けにポップコーンやカレーライスを振る舞う「こどもテーブル」（11時～16時）も行う。

　併せて「渋谷のラジオ」では特別番組を放送。「スペシャルトーク#1」（12時～13時）では、平井理央さん（フリーキャスター、「渋谷の体育会」パーソナリティー）、神薗まちこさん、中村由理さん（以上、渋谷papamamaマルシェ）が「子育てでつながる“おとなりさん”」をテーマに、「スペシャルトーク#2」（14時～15時）では、箭内道彦さん（クリエーティブディレクター、渋谷のラジオ名誉局長）、亀田誠治さん（音楽プロデューサー、ベーシスト）、長谷部区長、島田亜紀恵さん（渋谷のラジオ）が「好きでつながる“おとなりさん”」をテーマに、それぞれトークを繰り広げる。

　加えて、Zoomを使った「オンライン交流会」も開催。渋谷区の子育てをサポートする「渋谷区子
育て支援センター」「渋谷papamamaマルシェ」のメンバーが、親子で楽しめるスポットを紹介する「先輩ママに聞く！親子で楽しい渋谷のおすすめスポット2022」（13時～14時）、日々変わりゆく渋谷の最新動向や「区民なら押さえておきたい」情報をシブヤ経済新聞編集長が伝える「シブヤ博士に聞く！押さえておきたい渋谷のキホン2022」（15時～16時）を展開。当日「渋谷おとなりサンデー」のサイトからZoomに参加できる。

　6月末までの期間中、区内各所で多彩な交流企画が開催される。