「投票型」喫煙所が5月21日から、渋谷センター街の一角にある「宇田川クランクストリート」(渋谷区宇田川町)に設置されている。
喫煙所ブランド「THE TOBACCO」を運営するコソド(円山町)が昨年12月から展開するタバコのポイ捨て問題の解決を目指す「ポイ捨て図鑑プロジェクト」の一環で設置。
同プロジェクトは、ポイ捨てされた吸い殻を「喫煙所に戻れず、迷子になった吸殻モンスター」と位置付け、ポイ捨てされた吸い殻を撮影し、捨てられていた位置情報と併せてサイトへの投稿を募ることで街のポイ捨て状況を可視化。ポイ捨てが多いエリアに喫煙所を設置するなど対応を検討していく取り組み。
今年5月時点で、同プロジェクトで投稿された「吸い殻モンスター」は約1700に上り、最も投稿が多かったエリアが渋谷センター街だったという。その結果を踏まえ、今回の喫煙所を同所に設置した。
ポイ捨ての「効果的な」削減を目的に設置した今回の喫煙所は、灰皿と共に「手に入れたいのは永遠の愛か、一攫千金か」「聞き続けるなら過去の武勇伝と、生々しい愚痴のどちらがいいか」など2択の問いを表示した吸い殻入れを5台設置。「楽しみながら」削減につなげられるよう、吸い殻を「捨てたくなる」ような仕組みを取り入れた。
設置は土曜・日曜の12時~21時。