日本人キャストによるブロードウェーミュージカル「キンキーブーツ」が今秋、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)のミュージカル劇場「東急シアターオーブ」で上演される。
2005年公開の英同名映画をミュージカル化した同作。経営不振に陥った老舗靴工場が、跡取り息子チャーリー・ブライスがドラァグクイーンのローラに出会ったことで、差別や偏見を捨てドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描く。2013年、トニー賞13部門にノミネートされ、作品賞や主演男優賞、オリジナル楽曲賞、振り付け賞など6部門を受賞している。
日本人キャスト版は2016(平成28)年に初演、2019年に再演され、全公演チケットが完売するなど好評を得たほか、チャーリーを演じた小池徹平さんは菊田一夫演劇賞・演劇賞を、ローラを演じた故・三浦春馬さんは読売演劇大賞・優秀男優賞と杉村春子賞を、それぞれ受賞した。
今回も、ジェリー・ミッチェルさんによる演出・振り付けや、シンディ・ローパーさんが書き下ろした楽曲などはそのままに上演する。チャーリーは引き続き小池さんが演じるほか、ソニンさんや玉置成美さん、勝矢さん、ひのあらたさんらも引き続き出演。三浦さんが演じていたローラはオーディションで城田さんに決まった。城田さんは5月24日にSNSを更新し、「ローラ役、一生懸命演じさせていただきます」とコメントした。
公演期間は10月1日~11月3日。鑑賞料は、S席=1万4,000円、A席=1万2,000円、B席=8,000円。9月3日(10時)一般発売。