アウトドアブランド「THE NORTH FACE」のアスレチックカテゴリーのフラッグシップストア「THE NORTH FACE Sphere(ザ・ノース・フェイス スフィア)」(渋谷区神宮前6)が7月1日、原宿・明治通りにオープンする。経営はゴールドウイン(松涛2)。
日常とアウトドアを「シームレスに」横断するアスレチックカテゴリーを提案。同社が1983(昭和58)年に最初の小売店を出店し「(同社を)支えてきた」エリアである原宿で、街や消費者への貢献、「この街を起点により良い未来を描いていきたい」という思いを込めて同エリアに出店する。
店舗は地下1階~地上6階の7フロアで、ビルは澤田航さんと橋村雄一さんが主宰する建築家ユニットSawada Hashimuraがデザイン。「もしその場所に建築物が樹木のように発生したのなら?」という発想から、同ブランドのもの作りで実践されている「最少のもので最大の効果を得る」というミニマリズムの姿勢を体現。材料を「最小」にし建築全体の軽量化や外皮性能を高めることや日光を取り入れることで消費電力の削減を図るなど、環境・資源を配慮すると同時に「自然と調和する」設計に仕上げた。
フロア構成は、地下1階=トレーニング(18.3坪)、地上1階=レセプション(13.3坪)、地上2階=ランニング(20.1坪)、地上3階=141 CUSTOMS(ワンフォーワンカスタムズ)for ATHLETIC、POP UP SPACE(16.6坪)、地上4階=オフィス(20.1坪)、地上5階=イベントスペース(20.1坪)、地上6階=テラス(10.1坪)。
3階のサイズや色をカスタマイズできるウエアカスタマイズサービス「ワンフォーワンカスタム」には、ランニングやアスレチックアイテムを初めて導入。同フロアでは、UTMF(ウルトラレイル・マウントフジ)などトレイルランニング大会やマラソンレースと連動したイベントや、専門スタッフがカウンセリングをしながら行う独自のリペアサービスを提供するポップアップスタンドなどを、シーズンに合わせて展開する。
初心者から経験者まで、必要なアイテムやフィールドの情報をオン・オフライン両面でサポートするコンシェルジュサービス機能を持ったサービスカウンターも併設する。
同店では、「製品から製品へのリサイクル」をコンセプトとした循環型アップサイクルプロジェクト「EXPLORE SOURCE(エクスプロールソース)」を採用した環境配慮型商品や摩耗耐久性に優れた商品を限定で扱うという。エコバッグの推奨や、ショッパーも紙の使用削減を考慮し新たに作らず既存のショッパーを有効活する。
営業時間は11時~19時。水曜定休。