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新潟の情報発信拠点「表参道・新潟館ネスパス」、営業終了へ 老朽化に伴い

「表参道・新潟館ネスパス」外観

「表参道・新潟館ネスパス」外観

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 表参道にある新潟県のアンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス」(渋谷区神宮前4)が2023年12月中に現在の店舗での営業を終了することが明らかになった。

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 1997(平成9)年に開業した同館。施設名の「ネスパス(N’ESPACE)」は、「N=新潟、ネットワーク」、「ESPACE=フランス語で空間やスペース」を意味する。地下1階~地上3階で構成する施設では、「食」を中心とした新潟県産品の販売や、県産の日本酒を中心に提供する立ち飲みバー、県産食材を使った料理を提供する飲食店の展開、観光情報、Uターン就職情報などを提供している。

 県花であるチューリップを店頭周辺に並べる「チューリップロード」や、店頭に雪を運び込み滑り台を作り豪雪県をアピールしたほか、長岡花火のパブリックビューイング企画、都内に構える各地のアンテナショップが参加する「アンテナショップフェスティバル」なども行い、新型コロナウイルス感染症流行前は年間100万人を超える来館者が訪れていた。

 今回、建物の老朽化による建て替え工事に伴い同所での営業終了を決めた。併せて、コロナによる消費行動の変化なども見据え、首都圏での県の認知度向上や交流促進を図るため、「新潟県首都圏情報発信拠点あり方検討会議」を開き、新たな拠点の開設に関する検討を行っていく。

 今年5月18日を皮切りに、首都圏での情報発信拠点設置の可否をはじめコンセプトや適地などを計3回の会議で話し合い、9月には会議の意見を公表する予定。県は会議での意見を踏まえて方針を決めるという。

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