渋谷公園通りの花壇が現在、ウクライナの平和を祈り黄色の花で彩られている。
庭園デザイナー石原和幸さんが代表を務める一般社団法人「日本花と緑の推進協会」(中央区)がウクライナの人々に笑顔が戻ることを願い始動した「ウクライナfamilyプロジェクト」の第1弾。実施期間は4月23日からで、植栽には地元の有志と在日ウクライナ人らが参加し、ヒマワリなどの黄色の花約1500株を花壇に植えた。
石原さんは「毎日ニュースを見る度に心が痛い思いをしていた。息子の同僚のウクライナの方がキーウにいらっしゃる両親の安否を毎日気遣っていることなどを聞く度に、僕も何かできないかなと思った」と、プロジェクトを立ち上げた経緯を話し、「私は公園通りで数年前からガーデンコンテストをさせてもらっている。黄色い花を見るとみんな笑顔になる。(今後も)黄色い庭を日本中にたくさん造っていくので、近くにいたらぜひ手伝ってもらいたい」と呼びかける。
活動に参加した在日ウクライナ人のビロボロドゥゴ・オレシアさんは「純粋に楽しめた。ウクライナの色(黄色)の花なのでとてもうれしい。元気付けられる。我々はひとりではないんだという気持ちになる。これからも続けてほしい」と話す。
植栽は5月8日まで。