中華料理店「中華Aoki」(渋谷区恵比寿2、TEL 03-6303-4940)が4月21日、恵比寿エリアにオープンした。
飲食事業やフィットネス事業などを手掛けるそら(広尾5)の新業態。現在約50店舗の飲食店を展開しているなか、中華は過去に一度出店したが撤退した経験がある。しかし、「戦力と装備」を整え「しかるべき場所と形」で再挑戦をしたいと考え、「四川飯店」「スーツァン・レストラン陳」などで修業を積んだシェフの青木良輔さんを迎え同店を開発した。コロナ禍でホテル勤務の中華料理人が「働き場を失っている」と言い、料理人の働く場の提供も図る。
同社は恵比寿エリアではイタリアンやすし店など7店舗を展開しているが、「コロナ禍の街のニーズ」を考え同店も恵比寿に出店した。ターゲットは近隣で働く30代の女性(女子会など)や30~50代の男性グループなど。
店舗面積は68.3平方メートル。席数は30席。天井高3.8メートルの「開放的な」店内には、アイランドキッチンで調理過程が見られるカウンター席や、ソファ席、ターンテーブルを置く個室(8人用)などを用意する。
日本の「四季を感じられる」食材を使い、四川料理をベースにした中華料理を提供する。メニューは、3年以上熟成させたピーシェン豆板醤や、砕いた花ザンショウと香料4種類を合わせた「ウーシャン」を使う「正宗麻婆(マーボー)豆腐」(1,500円)や、しょうゆあんの白湯スープで提供するヨシキリザメのフカヒレ(7,000円)、バラの酒「メークワイル」を使ったたれで焼き上げタスマニア産の粒マスタードを添える「岩手県岩中豚」の肩ロースを使うチャーシュー(1,200円)、溶き卵を入れた豆板醤ベースのチリソース味のエビチリ(1,800円)、みそ2種類と季節のジャムを使う自家製甜麺醤を皮に合わせ、低温で焼き上げる北京ダック(1羽7,000円ほか)など。
季節ごとに3~5種類の味を用意するショウロンポウ(2個500円~)はオープン時、プレーンに加えマーラーやカニ、フカヒレなどの味をラインアップする。客単価は8,000円~1万2,000円を想定する。
営業時間は17時~23時30分。